2021.8.16

2021.8.16

素朴な疑問にARTAレーシングドライバーたちが即答!(前編)

SUPER GTをはじめ、様々なモータースポーツで活躍するレーシングドライバーたち。最高スピードが時速300kmに達する極限の世界で戦っていますが、レース中は何を考えているのか?レーシングドライバーならではのルーティーンなどはあるのか?普段の運転もスピードを出すのか……? 疑問は尽きません。

ファンの方や、関係者、ARTA GALSから寄せられた「レーシングドライバーに聞いてみたい素朴な疑問」を募集。ARTAの各メンバーに答えてもらうことに。

前回は鈴木亜久里監督と土屋圭市エグゼクティブアドバイザー編でしたが、今回はARTAレーシングドライバーの野尻智紀、福住仁嶺、高木真一、佐藤蓮編です。

Q:好きなサーキットはどこですか?

高木真一:好きなサーキットは……富士ですね!やっぱり広くて安全ですし、思い切って攻められますよね。

佐藤蓮:僕はオートポリスが好きですね。多分、日本の中で一番チャレンジングなコースだと思います。絶え間なくコーナーが続いているので、ドライバーとして攻めているなぁという感じです。あと、右コーナーだけが嫌いなんですよね。左コーナーだけ0.2秒くらい速いんですね。

野尻智紀:それ、何かズレてるんじゃないの?

佐藤蓮:どうなんでしょうね。SUGOのSPコーナーとか富士のコカ・コーラコーナーとかはめっちゃ速いんですよ。

福住仁嶺:でも、この前(スーパーフォーミュラ・ライツで)SPコーナーでスピンしていたじゃない?

佐藤蓮:調子が上がりすぎたのかもしれません……。

野尻智紀:だから、左コーナーが得意だから、そこで稼がなきゃって思って、左コーナーで攻めすぎちゃうタイプだよね。

佐藤蓮:そうですね。(SUGOの)馬の背コーナーとかでは絶対に飛び出さないですね。

野尻智紀:そうだよ、鈴鹿サーキットレーシングスクール(野尻はそこで講師を務めている)でスプーンでコースアウトしていたもんね!

佐藤蓮:(苦笑)

高木真一:ハコ車だったら(運転席の位置などで)左右差はあるけど、今の話を聞いているとフォーミュラじゃん?それ、本気の悩みじゃん?

佐藤蓮:なんか、気にするようになりだしたのは、今年からなんですけどね……。

高木真一:そういうのはダメだよ。無くしなさい!

佐藤蓮:いや、遅くはないんですけど、なんか苦手というだけです(苦笑)

野尻智紀:好きなサーキットですか……ないなぁ。サーキットという括りでいくと難しいですね。どのコースにも絶対に嫌いなコーナーがありますからね。なんか(好きなコーナーが)全部つながればいいなとは思いますね(笑)

福住仁嶺:僕も(好きなサーキットは)ないですね。野尻さんとの答えと同じというわけではないですけど、僕はどこもセクター1が遅いんですよね。

野尻智紀:あれだよ。セクター1で頑張りすぎちゃうと(その後で)崩壊しちゃうから、セクター1はそこそこでいいんだよ!

福住仁嶺:セクター1を赤(全体ベストタイム)で帰ってきたことがないんですよね。あとは、どこが好きか……分からないですね。SUGOもあんなに嫌いと思っていたら勝っちゃいましたし。

野尻智紀:あれ、もてぎは?

福住仁嶺:もてぎはなんだかんだで相性が良いですし……あまり疲れないサーキットが好きですね。

野尻智紀:え、もてぎって疲れない?

福住仁嶺:いや、疲れないですね。鈴鹿はヘトヘトになりますけど。

野尻智紀:そうなんだ……僕は鈴鹿の方が楽だな。

一同:笑

野尻智紀:まぁでも、レース展開によるよね。

福住仁嶺:そうですね!あとは、バルセロナ(スペインにあるカタロニアサーキット)ですね。

高木真一:なんで?

福住仁嶺:理由としては相性が良いからですね。それだけです。

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Q:普段の運転でテクニックやコツがあれば教えてください

野尻智紀:僕が気にしているのは、周りに迷惑をかけないことですね。例えば、東京って道が複雑じゃないですか。そこで走っていると、その車線が急に右折専用レーンとかになったりすることがあります。そこで急に直進の車線に行くために進路変更をするんじゃなくて『しょうがない、右に行こう』ってしますね。

野尻智紀:『ここで曲がりたかった!』って、急にブレーキ踏む人とかいるじゃないですか。そういうのをしないように運転しています。

福住仁嶺:でも、今のとかも全く気にしない人っていますよね。

野尻智紀:いる!そういう人とは……友達になりたくないな(苦笑)

あとは、周りの車の動きもみて、『この人はこっちの車線に入りたそうにしているな』というのに気づいたら、少しスペースを作って入ってもらうようにします。でも、そこでハザードとか出されなかったら、ちょっとイラっとしますね。

一同:笑

“そういえば、SUPER GTの車両にもハザードのボタンが付いているんですよね?”

福住仁嶺:そうですね。GT500はどのメーカーもステアリングについていますね。

高木真一:でも、GT300はステアリングから離れたところに付いていて、目線を動かさないと押せないんですよ。けっこう大変です。

野尻智紀:そういえば、たまに55号車を抜くとパッシングしてくる人がいるんですけど……。

高木真一:それ、僕だな。

一同:爆笑

野尻智紀:あ、あれ高木さんだったんですか!?

佐藤蓮:それはなんでですか?

福住仁嶺:どういう意味のパッシングですか?

高木真一:(8号車が)ハザードをつけてくれたから。

福住仁嶺:『ありがとう』って意味なんですね!

高木真一:そんな(レース中の緊迫した場面とか)変な時はしないよ。余裕がある時だけ。練習走行とかね。

野尻智紀:なるほど……てっきり蓮かと思った。

一同:笑

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Q:頑張れる源になるものはありますか

野尻智紀:……やっぱり、お金ですか?

高木真一:なんだろうなぁ。でも、優勝した時の喜びを何度か味わっているから、それをチームのみんなと分かち合いながら、ファンの人にも良い結果をみせたいし……それが頑張れるものなのかな。

野尻智紀:ある意味で、脳内麻薬みたいな感じですよね。優勝とかすると。

高木真一:やっぱり成績が悪い時は『サーキットに行きたくないな』と思う時もあるかもしれないけど、それよりも優勝した時の喜びを分かっていると、どうしても行きたくなります。だから、優勝することで、次にがんばる源になるんですよね。

“なるほど……やっぱり、1位と2位って違うものなんですか?”

高木真一:全く違うよね?

福住仁嶺:全く違います!

高木真一:2位以下はドベと一緒みたいなものだからね。だったら、3位の方がまだいいかもしれません。勝ちを逃した2位の方が最悪ですね。

Q:レーサーってモテますか?

一同:笑

野尻智紀:みんな結婚しているからな……。これはまだ結婚していない蓮に答えてもらおう!

佐藤蓮:うーん……。

福住仁嶺:そもそもレースをやっていても、みんなが『わぁ!スゴい!』ってならないと思いませんか?

野尻智紀:うん。

佐藤蓮:F1レーサーはスゴいらしいですけどね。

福住仁嶺:そう、F1ドライバーはモテるらしいね。

でも、(高木さんは)一番モテる時にレースやっていましたよね?なんか、昔の方がレーサーはモテるというイメージありますね。

高木真一:え?ちょっと待って、今は違うの?

福住仁嶺:そういうイメージないですね。

野尻智紀:うん、ない。

高木真一:ないの??

佐藤蓮:ないですね。

高木真一:どうなんですかね。なんか、今でもモテると思うけどね。だけど(野尻も福住も)結婚しちゃったからね。モテても、それを活かせないよね。

一同:笑

高木真一:でもレーサーは普通のサラリーマンと違って、メディアとかでの露出も多いし、脚光をあびる場所があるから、憧れの存在になるかもしれないですね。スポーツ選手とか芸能人とかと同じで、そういう(モテる)部類にはなると思うけど。

野尻智紀:そうなんですかね。

福住仁嶺:そう思ったことないです。

高木真一:本当?そうなんだ。モテると思うんだけどなぁ。

予想以上に話が盛り上がったARTAレーシングドライバーの一問一答。続きの本音トークは「後編」に続きます。

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