明日は後方から最後まであきらめずに攻めていく
第5戦、6戦、7戦と3回連続で表彰台に立った #8 ARTA NSX-GTはトップと3ポイント差でチャンピオンの可能性を残して最終戦の場である富士スピードウェイに乗り込んだ。富士では相性が良いので、ここで逆転チャンピオンを狙いたい。
フリー走行は8番手だったが、車のバランスは良さそうだ。
Q1は野尻智紀が出走。気温が低かったせいか、いつもより早めにコースインし、タイヤを入念に暖めた。野尻は4周のウォームアップのあと、タイムアタックに入っていった。野尻は殆どノーミスで走りきったが、11番手でQ1突破はならなかった。
後方からのスタートとなってしまったが、決勝向けのセットは良さそうだ。明日は追い上げに期待したい。
鈴木亜久里監督のコメント
「富士は毎回予選で良かったから期待していたんだけど、上手く行かなかったね。各車のタイム差は拮抗していて、本当に難しい予選だったね。野尻はミスした訳じゃなくて速さもあったんだけど、ちょっと足りなかったね。明日は最後まで諦めずに攻めて行きたいね」
ライアン・ディングル エンジニアのコメント
「持ち込みのセットアップは予想通りでは無かったけど、アジャストしてショートもロングもキッチリ出来ていたから、セッションとしては悪くなかったけど、500クラスの専有走行のタイムを見るとちょっと心配になりました。やはり予選では足りなかった部分がありました。現在の車はレースに向けて強い車だと思うんだけど、予選でもう少し前に行きたかったです。11番手スタートですが、ここは抜くチャンスが多いコースですが、自分たちのレースがきちんと出来るように頑張ります」
野尻智紀選手のコメント
「Q1は突破出来ませんでしたが、アタック自体に何か大きなミスがあった訳ではなく、今のポテンシャルは十分引き出せたと思っています。決勝を考えると、決勝に合った車だと思っています。ここは十分追い上げられるサーキットだと思いますので、明日挽回出来るように頑張りたいと思います」
福住仁嶺選手のコメント
「ボクは予選を走りませんでしたが、フリー走行からの流れは良いという訳ではありませんでしたので、アジャスト、タイヤチョイスをしながらのセッションでした。予選はQ1を突破する事が出来ませんでしたが、決勝へ向けたセットは良さそうですし、SCが入る事も想定して前に出られるように頑張りたいと思います」