ARTA SUPER GT500 第7戦 予選レポート | ARTA

2020.11.7

2020.11.7

ARTA SUPER GT500 第7戦 予選レポート

2番手フロントロー獲得も、予選の強みを決勝になんとしてもつなげたい

ランキングトップとの差は19点。逆転は非常に難しくなってきたが、まだ可能性は残されている。今季はまだ優勝が無いので、どうしても1勝が欲しい。

フリー走行は4番手で終えたが、各車のタイム差は僅差で予選の接戦は容易に予想出来た。ちょっとしたミスで下位に落ちる可能性が十分にあった。しかし、ドライバーからは車は今までに無いドライバビリティの良さだという。

Q1は野尻智紀がアタック。フリー走行と同じ4番手のタイムを叩き出し、Q2の福住仁嶺につないだ。福住はゆっくりタイヤを暖めながらアタックを開始。他車は既にタイムを出しており、タイミングモニターの一番下は福住だった。

福住はセクター1、2と自己ベストを更新しながら最後のセクターに入っていった。最後までミスなく走り、2番手のタイムを叩き出した。3戦連続ポール獲得とはならなかったが、この難しい予選でフロントローを確保することに成功した。

車のバランスは今までで一番良さそうなので、明日の決勝に期待したい。

鈴木亜久里監督のコメント

「だいぶ車の限界が上がったみたいで、ドライバーのコメントも非常に明るいね。今までに無い良い雰囲気だけど、気を抜かずに明日のレースで良い結果を出せるように集中します」

ライアン・ディングル エンジニアのコメント

「精一杯出来たと思います。まずは64号車におめでとうと言いたいですね。あのタイムは見えなかったですね。我々のターゲットはブリヂストン勢のトップなのでそれは出来たと思います。本音はポールポジションを獲りたかったですが、予選はレース向けのセットアップで走ったので良く出来たと思っています。明日に向けて微調整してしっかり作戦を立てて優勝したいです」

野尻智紀選手のコメント

「走り出しから車のバランスは良くて、今年の中で一番限界が高いというか、ドライバーが思いっ切り走っても応えてくれる車に仕上がっていました。専有走行から予選に向けて微調整のみで走ったのですが、それも良い方向に出たので、ドライバーとしても、チームとしてもこの車の理解度が深まっていると感じました。ポジションとかそういった事以外に手応えを感じています。この手応えは明日にも生きると思いますので、良い結果につなげたいと思います。予選は仁嶺が良い走りをしてくれたので、フロントローを確保出来ました。良いポジションからスタート出来るので、ミスなく走りきりたいですね」

福住仁嶺選手のコメント

「第7戦はウェイトも半減され、周りの車も速くなるだろうと予想していました。タイムの差は僅差だったので難しい予選になると思っていました。Q1は野尻さんが行ってくれたのですが、本当にQ1は難しい予選になると思いましたが、そんな状況で野尻さんは4番手できっちりQ2進出を決めてくれました。Q2は今までの中でも無難に出来て、何とかフロントローを確保出来ました。大事なのは決勝ですが、予選は常に上位に来ているのでそれはチームの強みだと思いますので、それをキッチリ決勝につなげられるように頑張りたいです」

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