2021.11.28

2021.11.28

ARTA SUPER GT500 第8戦 決勝レポート

予期せぬトラブルで一時は順位落とすも、最終戦は6位フィニッシュ

今週末は風も雲も少なく、レース観戦に最適な秋晴れの中、スタートが切られた。

スタートドライバーの福住仁嶺は1コーナーまでに1台を抜き、1周目は5番手でストレートを通過。2周目の最終コーナーで後方車両の数台が接触。パーツが落ちているが、FCYは出ずそのままレースは継続された。

7周目に300クラスの車両がコースアウトしてしまい、車両回収の為にSC(セーフティーカー)が入った。

回収終了後の12周目にリスタート。順調に周回を重ねるが、17周辺りからグリップダウンが始まる。福住は22周目にルーティンのピットインを行い、野尻智紀にバトンタッチ。しかし、ここでドアが外れてしまうというハプニングがあり、ピット作業に時間がかかり順位を落としてしまう。

野尻は13番手でコースに復帰。他車のルーティンのピットインもあり、33周目にはポイント圏内の9番手までポジションアップ。野尻はトップグループとほぼ同じタイムでラップを重ねて行き、46周目には6番手までポジションを上げる。

48周目にストレート上に他車のパーツが落下しており、49周目にFCY導入。翌周にリスタート。しかし、51周目に同じチームの55号車が500クラス車両の1号車に接触してしまう。チャンピオン争いをしていた1号車がここで脱落してしまう。

野尻は速いペースで周回を重ね前車を追ったが、順位を上げる事が出来ず6位でチェッカーを受けた。チャンピオン獲得は叶わなかったが、シリーズを2位で終え来年につながるレースが出来た。


鈴木亜久里監督のコメント

「まず、ウチの55号車がチャンピオン争いをしていた1号車(チームクニミツ様)に追突してしまい、1号車を応援、ご支援している皆さま、そしてドライバー、チームの皆さまにお詫びしたいと思います。申し訳ありません。このような事はレースで起こりうる事ではありますが、8号車としても1号車を目標としていたので、しっかりと最後まで良きライバルとして戦いたかったです。

8号車については決して悪くなかったんだけど、ピットインで想定外のトラブルが出てしまって順位を落としてしまったね。だけど野尻が素晴らしい走りで順位を少しずつ挽回してくれたんだけど、届かなかった。チャンピオンを獲れなかったのはとても残念だけど、良いレースが出来たと思っています。ライバルも手強いけど、来年は絶対にチャンピオンを獲りたいね。今年1年応援して下さった皆さまには本当に感謝します。ありがとうございました。早くコロナウィルスが収束して、沢山のお客様に目の前でSUPER GTを見てもらいたいですね。来年もどうぞ宜しくお願いします」

ライアン・ディングル エンジニアのコメント

「チームとしてもホンダとしても凄く悔しい日になってしまいました。昨日の流れでロングのセットも見る事が出来て、昨晩は夜遅くまでドライバーと相談したその結果、ロングのセットは周りと同じペースで走れて、仁嶺のペースも野尻のアウトラップも速くて良かったと思っています。しかし、ピットワークで全然起こらないような事が起こってしまい、今年はそのような事が起こりすぎてしまいました。来年は戦略だけではなく、ピットワークなども含め、起こりうる状況を洗い出して準備していきたいと思います。

レース全体では野尻が11番手から6番手まで挽回出来ましたし、シーズン全体の流れ的には色々な事が少しずつよくなっていたし、2人のドライバーは日本で1-2番手の速さを持っているドライバーなので、来年は同じパッケージで走れればシリーズチャンピオンを狙っていきたいと思っています」

野尻智紀選手のコメント

「本来であればもっと上位でゴール出来たと思っていました。応援して下さっていた人たちはチャンピオンを期待していたと思うので、期待に沿えず申し訳無いと思っております。何と言っていいのかわかりませんが、これがボク達の現在の実力なので、また応援してもらえるようにこのオフシーズンにしっかりと自分達を見つめ直して、来年のタイトルを狙えるように今から取り組んで行きたいと思います。

今年も応援、ご支援して下さったファンの皆さま、ご協賛各社には感謝申し上げます。ありがとうございました。」

福住仁嶺選手のコメント

「6番スタートだったのですが、タイヤの暖まりも良かったので、すぐに順位を上げる事が出来ました。その後はタイヤの事も考えながら、前の車に離されないように走っていました。割と早い段階で車のバランスが崩れてしまい、前の車について行くのが精一杯だったのですが、SCが入って差が縮まったのですが、SCが解除された後の方がタイヤが厳しくなってしまい、ペースを上げられませんでした。

後半のタイヤについても何が良いか考えていましたが、野尻さんはどんな状況でもペースが速いですし、野尻さんのドライビングを考えると同じタイヤでも良いかと思いました。ピット作業でドアが落ちてしまうというハプニングがあったものの、チームの素早い対応と野尻さんの熱い走りで順位を上げる事が出来ました。そこからチャンピオンを獲る為にモニターで見ながら応援していました。結果はトヨタ勢には届かず、チャンピオンを獲る事は出来ませんでしたが、今シーズン序盤は歯車が合わず、ランキングも下位でしたが、その中からここまで巻き返せたのは良かったと思いますし、今年出来た経験は来年以降生きてくると思いますので、また頑張って行きたいと思います。

今年も沢山のファンの方々やスポンサーさんに応援して頂き、感謝しかありません。ありがとうございました」

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