ARTA SUPER GT300 第6戦 決勝レポート | ARTA

2021.10.24

2021.10.24

ARTA SUPER GT300 第6戦 決勝レポート

昨日のセットアップ不足が響いたか、後半バランスが崩れて上位進出できず

スタート前のウォームアップ走行で、トランスポンダー(ラップタイム計測に必要な発信機)に故障があり、出走が危ぶまれたが、ギリギリで装着が出来て、高木真一がスタートを切った。

高木は1周目に20番手までポジションアップ。車のバランスは良さそうで、2周目は更にポジションを上げてきた。8周目に#22がコースアウト、クラッシュし、FCY運用となった。この時点で高木は16番手。しかし、破損パーツが多く、翌周にはセーフティーカーが導入された。SC導入中はどうしてもスロー走行となってしまうが、高木はここでピックアップに悩まされてしまう。

12周目に隊列整列の為にメインストレートでストップ。隊列が整い、再度ローリング走行が開始され、コース上のコンディションが整い、15周目にリスタートが切られた。しかし、500クラスのトップ車両のホイールが外れ、更に300クラスの車両同士の接触があり、2回目のSC導入となる。

チームはここでタイヤ交換だけ行い、SCが終わった後にドライバー交代する作戦に出た。SC中にタイヤを暖められるのと、トップとの差が大きく開かないためだ。高木は23番手でコースに復帰する。

23周目にリスタートが切られたが、翌周に再度ピットインし、佐藤蓮に交代。他車のピットインもあり、佐藤は21番手に浮上。32周目までに17番手までポジションを上げるが、このあたりからグリップが落ちてきてしまう。

佐藤はタイヤを持たせながら走行していたが、40周目のヘアピンでスピンをしてしまい、23番手まで順位を落としてしまう。その後は持ち直し、20番手まで挽回するが、そのままチェッカーとなった。


土屋圭市アドバイザーのコメント

「前半のスティントで15番手まで上がったので、後半でもっと順位を上げてポイント獲れるかな?と思ったけど、なかなか上手く行かないね。土曜日の朝から歯車が合わなかったかなと思います。しかし、これもレースなので、後半の車を分析して次のレースにつなげたいと思います」

岡島慎太郎エンジニアのコメント

「ロングランの走行が出来なかったので、ウォームアップでセット確認をしました。オーバーの症状が出たので、グリッドでセットを変えました。レースの前半ではペースも良かったのですけど、SCが何回も入ったので、ピットインのタイミングが難しかったです。ロスタイムを減らす方法を取ったのですが、これはまずまず上手く行ったと思います。後半はペースが上がらなかったのですが、何でペースが上がらなかったのかデータを見てもてぎまでに修正したいです」

高木真一選手のコメント

「前半は車の調子が良くて、15位くらいまで順位を上げる事が出来ました。手応えはあったのですが、後半はペースが上がらなかったので、分析しないといけませんね。結構荒れたレースだったので、チャンスがあるかなと思っていたのですが、流れが悪かったと思います。後半はガソリンが減った時の車のバランスを見きれてなかったのかなと思います。車が戻ってきたら解析したいと思います」

佐藤蓮選手のコメント

「序盤の数周はまずまずのバランスで走れていたのですが、途中からバランスが崩れてペースが著しく落ちてしまいました。その状況での争いの中で接触、スピンで順位を落としてしまって、そこからペースを上げて挽回しようとしたのですが、ペースを上げる事が出来ませんでした。次のもてぎに向けてデータを分析していきたいと思います」

Related Products

関連商品

シェア:

Related Article

関連記事