スポーツランドSUGOで行われたSUPER GT第5戦。同地では2年ぶりの開催となった。今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、場内でのレースクイーンの活動は制限されたが、時間があれば観客席のファンに手を振るなど、積極的に交流を持とうとしていた。
SUGO大会でグリッドボードを担当した真木しおりと沢すみれに、第5戦の2日間を振り返ってもらった。
「初めてのポールポジション、前日からワクワクしていました!」真木しおり
8号車ARTA NSX-GTのグリッドボード担当だった真木にとって、このSUGO大会は忘れられない1戦となった。ARTA GALS 3年目となる彼女は、初めてポールポジションのグリッドボードを担当することとなったのだ。
「ポールポジションのグリッドボードはずっと憧れだったので……予選が終わったあとの夜はワクワクして、なかなか寝られませんでした!」
そう語る真木しおり。やはり、ポールポジションでマシンを迎える光景は、特別なものだったという。
「最初は緊張していませんでしたが、いざ1番グリッドに立って、8号車が来るのを待っている時、他のレースクイーンたちは自分のチームのクルマが到着しているので、スタンド側を向いている中、私だけがクルマを待っている状態で……。緊張しましたね」
「8号車がやってきた時は、スタンドのお客様も拍手で迎えてくれて……ホントに絶景でしたね!『8号車、カッコいい!』って改めて思いました」
「SUGOは私にとって一番思い入れのあるサーキットなんです」沢すみれ
一方、55号車ARTA NSX GT3のグリッドボードを担当した沢すみれ。記事冒頭でも触れた通り、SUGOでのSUPER GT開催は2年ぶりのため、彼女もこのサーキットを訪れるのは2年ぶり。本人も一番好きなサーキットのひとつということで、終始笑顔が絶えなかった。
「SUGOが一番好きなサーキットで、思い入れが強いです。初めてプライベートで観にきたサーキットでもあります。他のサーキットと比べても、私たちが観ている場所とクルマとの距離が近いというか、見やすいんでよすね。時々ですが、マシンの中で運転しているところも見えたりもします」
スポーツランドSUGOでのSUPER GT開催を心待ちにしていたのは、ファンも同じ。特にSUGOでしか現地観戦をしないという方も多く、コロナ禍で人数制限はあったものの、決勝日は例年以上の熱気に包まれた。
「また、こうしてSUGOでSUPER GTが開催されて、観にいらっしゃったお客様も喜んでくれるのではないかなと思うので……嬉しいですね」
彼女にとっても、この大会は思い出のひとつに残るものになったようだ。
嬉しさと悔しさが入り乱れたSUGO大会「次は勝てると信じています!」
注目のレースでは、55号車ARTA NSX GT3が5番手スタートからポジションをあげてGT300クラス2位でフィニッシュ。特に前半の高木真一の追い上げ時は、ARTA GALSたちの応援にも力が入っていたという。
「55号車の追い上げ、特に高木真一選手の走りは、応援している私たちも興奮しながら見ていました。こういうテクニカルなコースこそ、高木真一選手の経験が活きるんだろうなと思ってみていました。また55号車が表彰台に立つ姿を見られて、嬉しいですね!」(沢すみれ)
これに対し、GT500クラスのポールポジションからスタートした8号車 ARTA NSX-GTは、途中まで順調な走りをみせるも、ペナルティを受けてしまい後退。10位でレースを終えることになった。
自身もポールポジションのグリッドボードを担当しただけに、勝利を強く願っていた真木しおりは、予想外の結果になってしまい、悔しさをみせ、言葉が出てこない様子だった。
「8号車は予選も速かったし、決勝も速かったんですが、残念な結果になってしまって……。予選でポールポジションだったからこそ、この結果が悔しいですね。絶対に表彰台に行けると思っていたので……。でも、8号車は速いので、次は勝てると信じています!」(真木しおり)
次は大分県のオートポリスを舞台にシリーズ第6戦が開催される。今度こそ、歓喜の瞬間が訪れるよう、ARTA GALSの応援も、より熱が入っている。
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