鈴鹿サーキットで行われたSUPER GT第3戦鈴鹿。急遽の日程変更で8月の開催となり、前戦に引き続き、コロナ禍により内容が制限される中でのレースだったが、その中でも6人のARTA GALSは元気いっぱいに2日間の日程を駆け抜けていた。
久しぶりの真夏の鈴鹿「そんなに暑くなくて、良かった!」
昨年もコロナ禍での日程変更があり、8月に鈴鹿サーキットでSUPER GTが開催されたのだが、観客を動員する中でのレースクイーンが登場する真夏の鈴鹿の開催は2017年の鈴鹿1000km以来となる。
今回のグリッドボードは、8号車ARTA NSX-GTを綾瀬まお、55号車ARTA NSX GT3を神尾美月が担当した。2人とも別のチームでレースクイーンをしていた際に鈴鹿1000kmの経験がある。
当然“真夏の鈴鹿”の魅力と過酷さを知っているのだが、今回はそこまで気温が上がることがなかったこともあり、2人ともどこか安堵の表情を見せていた。
「最初来るときは『8月の鈴鹿は暑いだろうな……』と身構えていましたが、意外と暑くなくて良かったです」(神尾美月)
「今回は思ったより暑くなくて本当に良かったです。グリッドの時は太陽が出てきましたけど、そこからはけっこう不安定な天気でしたね」(綾瀬まお)
2人とも今シーズン2回目のグリッドボード担当となるのだが、第1戦の岡山とは違って夏コスチュームでの登場。スタート前は日差しが強くなる場面もあったが、それに負けずに堂々とした姿でグリッドに立っていた。
今回はタイミングよく、ファンと交流できるシーンも
さらに鈴鹿サーキットはグランドスタンドのみならず、ピットビル2階・3階のラウンジ/テラス席との距離も近く、ファンを見つけて手を振る彼女たちの姿も何度か見られた。
「鈴鹿はコースと観客席が近いというのが大きかったです。あとはタイミングにもよりますね。今はコロナ禍なのであまり移動ができませんが今回はドライバーズアピアランスの時間に、みんなで手を振りましたね」
そう振り返った綾瀬まお。今はコロナ禍の影響でファンに直接会うことができない状況が続いているが、それでも少しでもファンと交流の機会を持てればと考えているという。
「できるだけ、タイミングを見計らって手を振りに行きたかったりするけど、忙しい時や取材が入っている時は行けなかったりします。そういう意味で今回はタイミングが良かったです」
また、55号車担当の神尾美月は、決勝前のグリッドでの出来事を話してくれた。
「佐藤蓮選手が、スタート前のグリッドでオートバックスのファンシートの前に行ったんですよね。今回のグリッドはファンシートからすごく離れていたので、最初は『どこにいくんだろう?』と思っていましたが、ファンの皆さんに挨拶に行く姿を『すごいなぁ!』と思って見ていました」
目の前にオートバックスのファンシートがあるので、私たちもドライバーズアピアランスの前に時間を見つけて観客席に手を振りにいきましたね」(神尾美月)
55号車の追い上げに、ARTA GALSの応援にも熱が入る!
注目のレースは、予選こそ22番手となってしまったが、決勝で見事な追い上げを見せた55号車ARTA NSX GT3。特に後半スティントを担当した佐藤蓮の活躍に、ARTA GALSたちも応援に力がこもっていた。
「55号車としては、本当は雨が降ってほしかったんですけど、思っていたよりも降りませんでした。それでも佐藤蓮選手の追い上げがすごかったです! 22番手からのスタートで7位フィニッシュは、本当にすごいなと思いました。最後は6位のマシンとタッチの差でゴールだったので、GT300クラスの中で一番追い抜いていたと思います。カッコ良かったです!」(神尾美月)
一方、8号車は予選5番手を獲得するも決勝でペースを上げることができず、11位となった。チームやドライバーたちの努力を一番間近で見ている分、歯がゆい気持ちはARTA GALSたちも同じように持っていた。
「8号車は、予選は良くて決勝で順位が下がってしまうことがあるんですけど、皆さんの頑張っている姿を間近で観ているので、もどかしいですね。ドライバーさんはいつも速さを見せているので……次こそはうまく噛み合ってほしいなと思います」(綾瀬まお)
ARTAの4人のドライバー全員に活躍してほしいと毎戦願っているARTA GALSたち。今回も一喜一憂するレースとなったが、次のSUGOでは両クラスともに良い結果になるように、しっかり応援したいと、より一層団結力が強くなっていた印象だった。
次回は9月の第5戦SUGO大会。ARTA GALSのさらなる活躍を、お見逃しなく。
Related Products
関連商品