2023 ARTA GALSを卒業 ~Vol.1 今井みどり~ | ARTA

2023.12.11

2023.12.11

2023 ARTA GALSを卒業 ~Vol.1 今井みどり~

2023シーズンは真木しおり・はらことは・沢すみれ・今井みどり・木村理恵・藤井マリーの6名がARTA GALSとして活動し、サーキット場を盛り上げた。そんな6名のレースクイーンの中から、残念ながら3名の卒業がそれぞれから発表され、11月25日に開催されたARTA GALS  NIGHTを最後にそのキャリアを終える運びとなった。
彼女たちのキャリアの最後がARTA GALSであったことは我々にとっても感謝の気持ちでいっぱいである。3人のARTA GALSとして最後のインタビューをお送りする。

まずは今シーズン限りとなったが、チームを盛り立ててくれた今井みどりから。
1年のみの活動であったことにも理由があった。




―レースクイーンになったきっかけは何でしょう?

今井:もともと高校を卒業して自動車ディーラーの受付をしていました。当時はレースクイーンの存在は知りませんでした。その仕事を辞めてから、イベントコンパニオンの事務所を紹介していただき、そこでイベントコンパニオンの仕事していました。そのうちレースクイーンの方と仕事が一緒になる機会があって、自分もやってみたいと憧れるようになり、それが仕事となって今に至ります。

―レースクイーンになって良かったことは何でしょうか?

今井:レースクイーンにならなかったら、クルマやモータースポーツとは無縁だったと思います。今みたいに大人になってからもこんなに気持ちが熱くなるモータースポーツと出会えた、それが一番ですね。レースクイーンになってから所属したチームにも恵まれてきました。レースを深く知らない時でしたが、レース中に解説をしているチームがあって、それがとても勉強になりました。チームの一員となって一緒に応援したりと、ますますモータースポーツが好きなっていったと思います。応援して来たチームの中には、チャンピオンを獲得したチームもあって、貴重な経験ができました。それもとても良い思い出の一つです。

―レースクイーンのお仕事中にハプニングなどありましたか?

今井:これまで、これと言ったことはなく順調にお仕事をさせていただきましたが、今年レースクイーンになって初めて熱中症になりました。基本的にカラダも元気で過ごさせていただいているので、それくらいしかハプニングと言えるものは無いと思います。あとは、レースウィーク明けの月曜日には、疲れが出て起きられないくらいですね。その日は、体力回復の日にしています。


―レースクイーンを卒業すると表明されたのは、いつでしょうか?

今井:今シーズンの残り3戦となった第6戦の前に発表をしました。第6戦の菅生ラウンドが、自分でグリッドボードを持つ事が最後になってしまうので、ぜひその姿を見てもらいたいという気持ちからこの時に発表しました。あとは、早すぎても…と考えていましたので、この時になりました。

もともと開幕戦より前から、今シーズンでレースクイーンを最後にしようと考えていました。これまで毎年いろんな目標を持って活動をして来ました。例えばレースクイーン大賞を獲りたいとか、誰かに負けたくないなど良い意味で自分に活力を与える目標があったのですが、そのうちレースクイーンとしての目標を見失ってしまったんです。また、コロナ禍に入りファンの方との交流もなくなってしまい、自分自身がだらけてしまったということもありました。
2023シーズンもレースクイーンとして活動するのであれば、環境を変えてしっかり仕事をして終わりにしようと思っていたところへ、ARTAからオファーが舞い込みました。そのため今年が最後ということになったんです。オファーが無ければそのまま引退していたと思います。もちろんここまでのキャリアで終えても充分なほど、お仕事させていただいたチームは素晴らしかったので、引退でも後悔はない、そう考えていました。 引退を発表してからは実感はすぐには沸きませんでしたが、8年間もこのポジション(レースクイーン)でサーキットにいたことを再確認するシーズンでした。さみしさもありますが、今は達成感の方が大きいですね。

―今の心境はいかがでしょう?

今井:8年間の活動では、もちろん良いことばかりではありませんでした。コロナ禍は全く活動が出来なかったので大変でしたね。それでもファンの方に支えられ続けて来られました。チームは、速さはあってもなかなか結果に結びつかないことも多く、運がなかったりミスもあったりと悔しいレースがいくつかありました。ただ、結果が出た時に一緒に喜べたことは、良い思い出です。あとは、2台体制でどちらかが良い結果を出すと、もう1台は同様にはいかなかったり…複雑な心境になることも多かったですね。

―ARTA GALSは、実際になってみていかがでしたか?

今井:レースクイーンならきっとみんなの憧れだと思うのですが、ARTA GALSの素敵なコスチュームを着られたのはとてもうれしいですね。ずっとかっこいいなあと思って見ていたので。コスチュームは上から下まで、全てイメージ通りのカッコ良さでした。父からは、「あんなクールに出来るの?」と当初言われました(笑)。笑顔少なめのかっこいい姿が多くて、笑わないイメージがあったので。

また、ARTAは業界の大御所の方ばかりで、すごい方をチームの一員として近くで拝見することもとても貴重な経験でした。土屋さんは、ファンの方へめちゃくちゃ神対応をされていましたし、私たちにも気さくに接してくださいました。そんな方なかなか居ないですよね。私よりもARTA GALSのキャリアが長いコたちは、もっと仲良しですし、すごいなあと思って見ていました。大湯都史樹選手のお父様が来られた時に私の父も来ていて、紹介をしたら土屋さんが写真を撮ろう!と声をかけてくださって、とてもうれしかったです。8号車は、ファンサービス神対応の大湯選手と、ベテランドライバーの野尻選手とチームの人気もすごくて…。16号車は、土屋さんが引っ張って、2台共にピットウォークなどは大盛況でした。それと、ARTA GALSのメンバー6名みんな仲良しでとても楽しかったです。

―未来のARTA GALSへひとこと

今井:毎戦、ARTAと無限の応援団のみなさまの応援はとても素晴らしいんです。そして、私たちのことも気遣ってくれました。これからも応援団の方々と共にARTAを盛り上げていって欲しいですね。

―最後に

今井:一年間ありがとうございました。みなさんに感謝しかないです。コロナ禍で大変だった時も、精神的に大変だった時も振り返るとファンの方に支えられたなと思います。これからは一ファンとしてモータースポーツを応援していきたいと思います。ありがとうございました!

ありがとうございました。つくづく思うのは、最後にチームの一員となってくれてありがとう、という気持ち。
これからも胸が熱くなったというモータースポーツをご家族と一緒に応援してほしい。そして今後のARTAも見守っていてほしい。



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