ARTA SUPER GT500 第4戦 予選レポート | ARTA
2021 SUPER GT Rd.4 MOTEGI GT500

2021.7.17

2021.7.17

ARTA SUPER GT500 第4戦 予選レポート

チーム予想に反してQ1突破できず、原因究明して明日の決勝に挑む

第3戦の鈴鹿大会が新型コロナウイルスの影響により延期になったため、約2ヶ月ぶりのSUPER GT開催となった。久しぶりのレース開催で、監督、ドライバー、スタッフともに士気があがっている。

昨年11月に行われたツインリンクもてぎでのレースで#8 ARTA NSX-GTは優勝しているので、ここでも良いパフォーマンスを発揮して良い結果につなげたい。

2021 SUPER  GT Rd.4 MOTEGI GT500

チームは気温が上昇する事を見込んで、午前のフリープラクティスのメニューを消化していった。このコースは抜くことが難しいので予選のポジションは重要だが、決勝のペースも考慮しながらセットを進めた。トップと1秒以内のタイムで上位にはすぐ手が届きそうな雰囲気に見えたが、最終的には中盤のポジションでセッションを終えた。

2021 SUPER GT Rd.4 MOTEGI GT500

予選に向けて対策を施し、野尻智紀がQ1に挑んだ。野尻はほぼノーミスで1周を走りきったが、9番手でQ1を終えあとわずかなところでQ2進出を逃してしまった。

午前のフリープラクティスでのロングランのパフォーマンスは高そうなので、明日の追い上げに期待したい。


鈴木亜久里監督のコメント

「予選はなんだかんだ言ってもドライバーが帳尻合わせてきてくれるけど、今回は難しかったね。でも決勝のセットは良さそうだからそんなに悲観していないし、抜くのが難しいコースだと言っても、ポジションは上げていけると思うね。気を抜かずに頑張ります」

ライアン・ディングル エンジニアのコメント

「午前の走行は持ち込みセットからバランス調整しながら、全体のグリップを出すようにセットを進めていました。しかし、Q1突破がギリギリになりそうな雰囲気だったので、1発のタイムが出るように予選での車のポテンシャルを上げるように試していましたが、結果的には足りなかったです。予選のデータをまだ見ていないので、何が足りなかったかをこれから検証しようと思います。予選の結果は非常に悔しいですが、我々の車両はロングに向いているので、明日は表彰台に乗れるように頑張りたいと思います」

野尻智紀選手のコメント

「アタック自体は何のミスもなく、現在の車のポテンシャルは出し切れたと思っています。上位陣とは違うセットではありますが、Q1を突破出来なかったのが何が原因だったのかこれから調べますが、Q1は通りたかったな、というのが率直な気持ちです。最近はFCYも導入されたりして十分チャンスも生まれることもありますし、ロングも悪くないので戦略をうまくやれれば上位で帰ってこれると思うので頑張りたいと思います」

福住仁嶺選手のコメント

「フリープラクティスからいくつか問題は見つかっていました。しかし、タイヤやセットを合わせ込めばQ1は普通に通れるだろうと思っていましたが、その考え方は甘かったです。昨年もここで優勝していますし、チームの雰囲気が良かった中でこの結果は悔しいですが、明日は何が起こるか分からないですし、これも自分たちがレベルアップする為の試練だと思い頑張ります」

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