2020.10.5

2020.10.5

レースの勝敗を左右するタイヤ

使えるタイヤは6セット

レースの勝敗まで左右する重要なポイントがタイヤ。ARTAは、ブリヂストンタイヤと共に戦っています。レースウイーク(公式練習〜決勝スタートまで)で使えるタイヤは、6セット。用意された24本のタイヤにはすべて印がつけられ管理されています。オフィシャルから「ウェット宣言」が出た場合は、レインタイヤを履くことができます。これは、6セットには含まれません。レースの総距離が300㎞を超える場合は、別に定められます。

レースを戦う選ばれし6セットは、たくさんの行程を経て決定されています。その一つは開発テストです。オフシーズンやシーズン途中に行われることもありますが、ドライ、ウェット、サーキットでテストを実施しデータを蓄積していきます。レインタイヤのテスト時は、テスト当日が晴れてしまったとしても、水を撒いて路面をウェットにして実施されます。

さまざまなデータを参考にレースウィークのだいたい1か月くらい前に、エンジニアが持ち込むタイヤを決定します。戦う前から大仕事ですね。

繊細なタイヤのメンテナンス

サーキットに入ると、メカニックは真っ先にタイヤメーカーのタイヤサービスにホイールを運び込み、オーダーしてあるタイヤを組んでもらいます。タイヤサービスは、秘密がいっぱい。海外のレースでは、ガードマンを置いているところもあります。パドックにタイヤメーカーのトランスポーターが置いてあり、外観は見ることができますが、そこは聖域だということは覚えておいてくださいね。

レース前20分間のウォームアップ走行で、レース第2スティントで使う予定のタイヤの「皮むき」がスタートします。ドライタイヤは表面がつるつる。走って表面を削ります。スクラブすると表現をすればわかりやすいでしょうか。路面にタイヤのゴムがほどよく溶けてグリップする為には、必要な作業。これを皮むきと呼びます。そこから予選に向けてタイヤを決めて行きます。

濡れている路面での皮むきは滑って危ないですが、そこはさすがGTドライバーさんたち。そつなくこなしていました。

予選、Q1で敗退してしまった場合は、そのタイヤが翌日の決勝スタートタイヤとなります。Q2まで進んだ場合は、予選後抽選で決められたタイヤ、Q1かQ2のいずれかのタイヤがスタートタイヤとなります。このタイヤの抽選は、予選後のポールポジション記者会見で行われ、ドライバーが代表して選んでいます。

決勝は、レースがスタートしてしまうとタイヤの制限はなくなります。あとは、戦うのみです。

シェア:

Related Article

関連記事

常に冷静、考え方の柔軟性を生かしたまとめ役 ART…

DISCOVER ARTA

第2戦GT富士500㎞レース、Jスポーツの解説者が “速い!”とコメントしているのを録画をチェックしていて、思わず自分のことのよう …

Read more

“勝ちに行った”第4戦もてぎ。しかし、そこに待って…

DISCOVER ARTA

前回の第2戦富士から2ヶ月半のインターバルを経て、ツインリンクもてぎで行われた第4戦。今シーズンとしては3戦目となるのだが、鈴鹿大 …

Read more
ARTA SUPER GT500

ARTA SUPER GT500 第4戦 決勝レポ…

RACE REPORT

抜きづらいもてぎでポジション4つ上げポイントゲット 気温33℃、路面温度51℃という高温の中、フォーメーションラップ2周を消化し、 …

Read more
ARTA SUPER GT300 Rd.4

ARTA SUPER GT300 第4戦 決勝レポ…

RACE REPORT

猛暑の中追い上げるもクールスーツ故障、佐藤熱中症で戦線離脱 スタートドライバーは高木真一。高木はポジションを2つ上げて、18番手で …

Read more
2021 SUPER GT Rd.4 MOTEGI GT500

ARTA SUPER GT500 第4戦 予選レポ…

RACE REPORT

チーム予想に反してQ1突破できず、原因究明して明日の決勝に挑む 第3戦の鈴鹿大会が新型コロナウイルスの影響により延期になったため、 …

Read more
2021 SUPER GT Rd.4 MOTEGI GT300

ARTA SUPER GT300 第4戦 予選レポ…

RACE REPORT

セット決まらず難しい予選、明日は20番手からポイントを狙う 昨年のツインリンクもてぎでのレースは予選が不調だったが、決勝では何とか …

Read more