エンジン交換のペナルティはあったが速さを見せられたレース。
今年は良い結果が残せませんでしたが、1年間応援ありがとうございました。
昨日の予選後にエンジンを載せ替えたので、ペナルティを受ける事になった。ペナルティの内容は、レース中にピットインし、ピットロード出口で5秒停止する事になる。当然、最後尾に落ちてしまうが、ウォームアップの#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは、ラップタイムも良く、決勝では追い上げが期待出来そうだ。
スタートドライバーは野尻智紀選手。パレードラップのあと、フォーメーションラップが2周行われスタートが切られた。
野尻選手は上手くスタートを切り、1周目までに9番手までポジションアップ。
3周目にエンジン交換のペナルティが出され、野尻選手はピットイン。5秒ストップのあと、レースに復帰したが、最後尾までポジションを落としてしまう。全体でも速いタイムを叩き出し、徐々に集団との差を詰めていった。
10周目にデグナーで500クラスと300クラスの車両が接触により、コースアウト。FCYが導入される。
車両の回収が終わり、11周目にリスタートが切られた。
トップグループと遜色ないタイムで周回を重ね、17周目にルーティンのピットインを行い、松下信治選手に交代した。
全車のピットインが終了し、#8のポジションは14番手。
その後、なかなか前車を抜く事が出来なかったら、23周目に何とかポジションをひとつ上げ、13番手を走行。
30周目に300クラス車両がスローダウン、FCYが導入される。翌周に解除され、リスタート。
45周目には、他車のピットインもあり、12番手にポジションアップ。
前車との差を少しずつ詰めて行ったが、終盤前車のオイルがフロントウインドウに付着してしまい、緊急ピットイン。再度コースに入り、12位でチェッカーを受けてレースを終えた。
鈴木亜久里監督のコメント
「今年も1年間ありがとうございました。思うような結果が出ませんでしたが、精一杯戦いました。今回はエンジントラブルが出てしまい、エンジン交換をしてペナルティを受ける事になりましたが、戦える車であることは確認出来ました。歯車が合えば、強いチームになれると確信していますので、来年はしっかり結果を出して行きたいと思います。応援して下さって皆さま、ありがとうございました」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「エンジン交換をしたことによるペナルティでピットストップ5秒と、FCYは数回出たけど、セーフティカーだったらチャンスもあったかも知れないけど、FCYだと間隔が縮まらないので、チャンスがありませんでした。でもエンジンが壊れる前に交換しておいて良かったと思います。結果は良く無かったけど、ドライバーは良いレースをしていましたね。1年間ありがとうございました。寒い中も暑い中もレースを観てくれたファンの皆さまには感謝します。本当にありがとうございました」
田中洋克チームディレクターのコメント
「予選後にエンジン交換してペナルティを受けて、それで最後尾に落ちたものの、すぐに最後尾に追いつくことが出来ました。ペナルティがなければもっと良いレースが出来たと思うと、非常に残念です。今年、いろいろありましたけど来年チャンピオン獲るように頑張ります。今年も応援して下さいましたファンの皆さま、ご支援下さいました企業の皆さま、ありがとうございました」
野尻智紀選手のコメント
「エンジン交換があってペナルティを受けましたが、その中でやれることっていうところでは、自分達が今できることはやれたと思います。但し、速さもあったレースウィークだと思うので、そこは自分達がこれまでやってきたところを出せたのは評価出来ますが、不調なところもあって、本当は我々がいるべき場所に居られなかったことが非常に悔しいと思います。チャンピオンシップに関しては1年通しての事なのでまたそれは置いといて、今回のレースとしてはトップ争いを狙えるだけのパフォーマンスが我々にあったと思うので、来年に関してはそのパフォーマンスをしっかりと結果に表すというところで、チーム一丸となって来年しっかりと頑張りたいと思います。
1年通して戦うっていうのは厳しい局面もたくさんあるのですが、その中でも常に変わらずに応援いただいたことが我々の励みになりましたし、今後も変わらない応援をしていただけると嬉しいです。ありがとうございました」
松下信治選手のコメント
「エンジントラブルからのペナルティでそこは仕方ないのですが、ちょっと運による展開を期待していたところだったんですけど、何もありませんでした。ペース自体はトップ5ぐらいなのかなという結果だったんで順位がもう少し良ければ表彰台争いできたかもしれないので、そこはいいとこだとは思うんですけど今シーズン終わってみて、ミスなくというか、万全な状態で走れた回数が多くなかったので、そこがポイントを取りこぼしたところだと思うので反省しているところです。来年に向けては、そういうところを確実になくして、もっとレベルを上げて速く走れるようになりたいなと思います。
レースのステージに出してもらえるためには、僕だけじゃないですけど本当にスポンサーさんだったり応援してくれてる人たちがいないと、僕たちはここに立てないんで、まずそこに今年1年応援してくれたことに本当に心から感謝します。
あと毎回グラウンドに、グランドスタンドに来てくれてる方々だったり、サーキットに直接来てくれるARTAのファンの人ってすごい数が多いので、その人たちに毎回いいレースをしたいなっていうのは本当に強く今年は思ったんで、来年もチャンスがあれば、気持ちに応えたいなっていう思いは強くあります。来年も頑張りますので、宜しくお願いします。ありがとうございました」