エンジンに不具合を抱えながらも5位でチェッカー、来年こそは安定したレースをお見せします。
今年も応援ありがとうございました。
昨日に引き続き天気は良いが、鈴鹿山脈から来る風が冷たい。とても冷えたコンディションでスタートを迎える事になった。ウォームアップ走行の#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは、バランスも良く、トップグループのタイムで、レースに期待が持てる。
2周のフォーメーションラップのあと、スタートが切られた。大津選手は1コーナーで前車を抜き、4番手に浮上。
10周目にデグナーで500クラスと300クラスの車両の接触があり、ここで3番手に浮上。しかし、この接触で300クラスの車両がコースアウト。FCYが導入される。車両の回収が終わり、11周目にリスタートが切られた。
大津選手は3番手をキープしていたが、15周目にポジションをひとつ落としてしまう。
その後、18周目にルーティンのピットインを行い、佐藤蓮選手に交代。
しかし、このピットインで2回、エンジンストールしてしまった。これで大きく順位を落としてしまった。
全車のピットインが終了し、#16は7番手を走行。なかなか前車を攻略する事が出来なかったが、28周目に追い抜いて、6番手にポジションを上げた。
30周目に300クラス車両がスローダウン、FCYが導入される。翌周にはリスタートして、2番手を走っていた車がスピンしてしまい、5番手にポジションアップ。しかし、その車が背後に迫り、数周デッドヒートが繰り広げられる。じわじわと後方車を引き離し、43周目には4番手の背後に迫った。何度かパッシングを試みたが、抜くに至らず、5位でチェッカーを受けた。
鈴木亜久里監督のコメント
「8号車同様、エンジンに不調があったんだけど、16号車は何とか走り切れると判断して、行きましたが、ピットインで不調な症状が出てしまったね。でも、何とかポイントを獲れたのは良かった。不本意な1年だったけど、来年はリベンジするので期待していて下さい。今年も応援ありがとうございました。来年も応援のほど、宜しくお願いします」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「良いレースをしていたんだけど、16号車もエンジンに不調を抱えていて、ピットストップでエンストしてしまい、表彰台まで届かなかったね。今年も1年ありがとうございました。暑い中、寒い中、レースを観にきてくれてありがとうございます。もっと面白いレースが出来るように我々も頑張りますので、来年も宜しくお願いします」
田中洋克チームディレクターのコメント
「順調にポジションを上げていきましたが、トップに比べるとやはりスピードの部分でまだ足りませんでした。1年通してそういうレースが続いていたので、応援して下さった皆さまに本当申し訳ないなと思います。今年は結構データ取れたんで来年頑張ります。来年もよろしくお願いします」
大津弘樹紀選手のコメント
「スタート直後の1コーナーで24号車を抜いて順位を上げて、一時3番手まで順位を上げたのですが、最後の最後ちょっと300との間合いの悪さで抜かれてしまいました。それで4番手でピットインしました。エンジンにトラブルを抱えていた状態だったのですが、その状態でも予選から順位を上げてピットインできたことはよかったかと思います。蓮も非常に良いペースで、アウトラップでロスした部分はあるんですけど、挽回してくれたし、最終的には予選順位から上げてゴールできて良かったかと思いました。
1年間応援ありがとうございました。今年チームメイトも変わって新しく心機一転したかったのですけど、序盤はちょっとうまくいかないレースも多くあって、ただ最後の数戦は苦しい中でも着実にポイントは取れましたし、この状態でスタートできればチャンピオンシップも今後は繋がると思いますので、後半の調子を維持して来年につなげるように準備をしていきたいと思います。ありがとうございました」
佐藤蓮選手のコメント
「決勝の序盤は大津選手が追い上げてくれて、4番手でドライバーチェンジをしたのですが、ピットから発進するタイミングでエンジントラブルもあって、出遅れてしまい、ポジションで言うと7、8番手ぐらいまで落ちてしまいました。そこからのペースは良くて最終的に5番手まで追い上げることができて、少しトラブルを抱えた中でいうといい結果だったのかなとは思います。1年間の締めくくりとしていいレースはできたかなと思います。
1年間応援してくれてありがとうございました。一貫性のあるレースは出来ていなくて、表彰台にも1回しか乗れないシーズンでした。課題として上がってきたものが多くあるので、そこを見直して来シーズンに繋げたいと思います。ありがとうございました」