2021.5.4

2021.5.4

ARTA SUPER GT300 第2戦 決勝レポート

マシンのセット不足を二人のドライバーが見事にカバーして3位表彰台

スタートは佐藤蓮。無難なスタートで2番手をキープしたが、2周目には3番手にポジションを落としてしまう。3周目に500クラスの車両が白煙を上げて2コーナー先でストップしてしまいSCが導入される。6周目に車両の回収が終わり、リスタートが切られた。

佐藤は3番手をキープしたまま周回を重ねる。13周目あたりからリアタイヤのグリップダウンを訴えてきたが、ラップタイムを落とす事なくトップ2台に食らいついて行った。

しかし、30周目に500クラスの車両のタイヤが外れてしまい、導入後初めてのFCYが運用された。32周目にリスタートが切られ2番手の背後でチャンスを伺う。膠着状態が続いたのでチームは予定より1周早い34周目に佐藤をピットに入れた。チームは素早くピット作業を終え、高木真一をコースへ送り出した。高木は14番手でコースに復帰する。

実際の順位は9番手ぐらいとピットから無線が入る。高木は43周目に7番手までポジションアップ。しかし、次の周に9号車がコースアウト。2回目のFCYが導入される。

46周目にリスタートが切られ、高木は前車の動きを見ながら、47周目に5番手へ順位を上げる事に成功。53周目には更に順位を上げ4番手。3番手の車との差は大きかったが、徐々に差を縮めていき、61周目のセクター3で捉える事に成功し3番手にポジションアップ。

ここで2回目のルーティンのピットインを行うチームが出始め、65周目にトップに出る。徐々に気温が下がってきたので、高木はチームに3スティント目に使うタイヤの種類の指示をした。71周目に2回目のピットインを行い、佐藤に最後のスティントを託した。

佐藤は74周目までに2番手まで挽回。トップを追うが、84周目には4番手までドロップしてしまう。89周目にAコーナー手前でストップしてしまった車両回収のために3回目のFCYが導入される。2周後にリスタートが切られる。

終盤はタイヤのグリップが落ちて厳しかったが、ラップタイムは1分38秒前半でトップと同じペースで周回を重ねる。96周目にトップ車両がスローダウン。3番手に浮上し、残りの10数周を上位3台でトップ争いを繰り広げたが、惜しくも3位でレースを終えた。しかし、今季初の表彰台を獲得する事に成功した。


土屋圭市アドバイザーのコメント

「二人共良いレースをしてくれた。JAF-GTが速すぎたけど、それに食らいついて行く事が出来たのは大きな収穫だね。FCYなど非常に難しい状況もあったけど、そんな中で良く戦えたと思います。次の鈴鹿ではもっと良い結果を出したいね」

岡島慎太郎エンジニアのコメント

「レースとしては正直かなり苦しかったですね。ウォームアップからレースに向けてアジャストしていったのですが、昨日のコメントと比べても予選とコンディションが大きく違っていたので、それに対応出来なかったのが正直な気持ちです。ドライバーは二人共最初から最後までオーバーステアに悩まされていたようなので、上手くアジャスト出来なかったのかなと思います。予選で目標としていた順位は達成出来たと思いますし、レースとしても最低限のノルマを達成したので、ここから気を引き締めてポイントを獲り続けて改善していきたいと思います」

高木真一選手のコメント

「3位表彰台を獲れて最低限の結果は出せたと思います。車は持ち込みから良い状態だったのですが、決勝は少し不安が残っていました。昨年の年末からの流れのセットアップだったので、それを修正しながらセットを進めていきました。結果的にはトップ3と同じタイムかそれ以上のパフォーマンスを出せたのですが、車両が重いせいかタイヤ無交換という作戦を取れなかったので、そういう事をクリア出来ればトップにも行けたのでは無いかと思います。蓮は岡山で洗礼を受けてしまいましたが、今回はプラクティスから予選、決勝を完全にGTの運転が出来るようになりましたし、スタートも自分からやりたいと言うぐらい自信を持ってきたようです。接触もなく、しっかり最後まで車を走らせてくれたと思います。ボクのスティントも蓮のコメントを聞きながら、アジャストする事も出来ましたし、4輪交換して順位を落とした分も取り返す事が出来たので車のパフォーマンスは高かったと思います。最後、気温が下がってタイヤを柔らかめを選んで勝負に出たのですが、ライバルも同じぐらいのパフォーマンスだったので、それを考えるとトップ3台はギリギリの戦いをしていたんだと思います。非常にハイレベルの戦いだったので、3位は良い結果だったと思います。ここからまたしっかり戦って、チャンピオンを獲れるように頑張りたいと思います」

佐藤蓮選手のコメント

「ボクは1stスティントと3rdスティントを担当させて頂いて、両スティントとも序盤は苦しかったです。それは燃料の重さによるセットが合わなかったところがあると思います。2回ともJAF-GT車両に抜かれてしまいました。3rdスティントは後半ペースを上げる事が出来たのですが、オーバーテイクには至らず、少し悔しい結果になってしまいました。現状で出せるベストの結果は出せたと思いますし、表彰台に立ててポイントを獲得出来てポジティブな内容だったと思います。次回もポイントを獲得して、最終戦の富士でチャンピオン争いが出来ているように戦っていきたいと思います」

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