ベテラン高木と新人佐藤で明日は上位を狙いたい
今年のドライバーは昨年に引き続き高木真一を第1ドライバーとして起用。第2ドライバーは新進気鋭の佐藤蓮。佐藤はレーシングカート時代から数々のチャンピオンを獲得。今年はARTAのドライバーとして活躍が期待される。
高木は昨年の負傷で復帰が心配されたが、超人的な回復力で復帰を遂げた。オフシーズンのテストではツーリングカーが初めての佐藤の慣熟走行を重ねたが、すぐにARTA NSX GT3を乗りこなし即戦力である事を確認出来た。今朝のフリープラクティスでは4位でセッションを終え、予選が楽しみになった。
Q1は昨年に引き続き、Aグループ、Bグループに分けられ、55号車はBグループでの走行になった。高木がQ1に出走。2周のウォームアップを予定していたが気温が上がったせいか、タイヤには早めに熱が入りアタックを開始した。3位でQ1を突破し、佐藤にQ2を託した。
佐藤はエンジニアの指示通り、2周のウォームアップ後にアタックを開始。しかし、気温上昇によりタイヤが暖まりすぎてしまい、思うようにタイムが伸ばせず9位でQ2を終えた。
決勝のセットは良さそうなので、明日はひとつひとつポジションを上げて表彰台を狙いたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「まず、この岡山に戻ってこられたのがとても嬉しい。色々なサーキットでたくさんの人にこのSUPER GTを見て頂きたいです。サーキットへ来ることが出来ないお客様は是非テレビで観戦して欲しいね。
予選はラバーがどんどん路面に乗ってきてコントロールが難しくなっちゃったみたいだね。9番手スタートだけど、決勝のセットは良さそうなのでもう追い上げるしか無いね。表彰台を狙っていきます」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「Q1のパフォーマンスは悪くなくて、高木さんが予定通りタイムを出してくれました。Q2はコンディション変化によって、Q1からのタイムアップが出来なかったのが残念です。まだデータを見ていないので、なぜタイムが出なかったのか解析したいです。明日のレースへ向けては今朝のプラクティスでいくつか発見があったので、それをアレンジして後方から追い上げたいです」
高木真一選手のコメント
「オフシーズンからの良い流れを持ち込む事が出来て、朝からバランスは良かったです。予選は殆どセットを変えずに行く事が出来ました。ボクの時は朝から15℃ぐらい低い路面温度と変わらないバランスで朝と同じようなイメージで走れました。タイムが出たのですぐにやめてタイヤを温存しました。Q2は若手の蓮に勢いよく行ってもらおうと思いましたが、欲を出してセットアップを変えたところが順位を上げる事が出来なかったのかも知れません。明日に向けてデータを解析し、蓮が予選で上手く戦えるような体制を築いていきたいですね。明日は悪くないと思いますので、ポイントを獲得出来るように戦っていきたいです」
佐藤蓮選手のコメント
「500クラスが走った後の路面に合わせきることが出来なかったので、ちょっと差がついてしまいました。レースは別物ですし、ロングでは速い事がわかっているので、ポイントを大量に獲得出来るように頑張って走りたいです」
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