オフシーズンの準備の様子を再び青木朋子マネージャー目線でお届けします!レポートの続きをどうぞ!
2月に入ると、SUPER GTに参戦するチームに向けて、GTアソシエイション様から参加するエントラントに向けて、今季の規則説明会が開催されます。名前の通り、規則、ルールですね。今年のルールと今季の細かな変更点などが確認されます。
今季我々を支えてくださるスポンサー様も確定して来ますので、スポンサーロゴを用意する必要があります。クルマのステッカーや備品、レーシングスーツに縫い付けたりと様々な仕様用途。シーズンを支えてくださるスポンサー様の決定はとてもありがたく、漏れがあってはなりませんので、慎重に行う仕事でもありますね。
ドライバーの装備品のチェックも始まります。まずはドライバー全員からヘルメット、レーシングスーツ、グローブ、アンダーウェアやシューズをお預かりしなくてはなりません。みなさんそれぞれ使用しているメーカーが違っていたりするので、このスケジュール管理はとても重要です。預かるタイミングを伺い、お預かりしたらネーム貼りなどを進めていきます。今季ARTAの仲間入りをした55号車の佐藤蓮選手がシート合わせの為にファクトリーを訪問しました。その際に、装備品関係などの確認をしています。
機材の確認など、給油タワーまで行います。整備が必要なもの、また追加購入が必要なものなどをスタッフに相談しチェックして行きます。エンジンオイルなどの在庫の確認もしておかなくてはいけませんね。
帯同してくださるフリーのメカニックさんのスケジュール管理もきっちり確認します。他のカテゴリーとバッティングすると大変なことになりますので、無理がないかなどの最終確認も行う必要がありますね。
トランスポーターの情報もまとめます。台数、サイズ、トレーラとトラックの種別。運んでくださる運転手さんの管理なども。
新入社員が入る年は、その準備も必要となります。今季は、昨年インターンシップで8号車に帯同してくれていた東京工科自動車大学校の井上翔太さんの入社が決定しています。そのまま8号車のサードメカニックになる予定です。レースが大好きで北海道から上京し専門学校へ入学。やる気満々、元気いっぱい!そしてとても礼儀正しい男子!われわれもとても楽しみにしています!
2月末に開催されるSUPER GTのオークションの為にチームで出品する商品をまとめたあとは、倉庫の掃除などシーズン中にできなかった整理整頓も今がやるチャンスと頑張りました。このように日々多忙にしている間に、気づけば開幕となってしまうそうです。
青木マネージャーは第一子の出産を間近に控え、今季の現場はお休み。その為、現場に行かなくてもスタッフが困らないよう、現場に持って行くものなどを今から準備しているそうです。現場で使う機材も使い勝手を良くするため、メカニックに依頼して制作してもらっていたりと不在の環境下のことにも気遣っている様子。
そして、メカニックたちは、クルマのメンテナンスなどもテストに向けて頑張っていますが、仕事のあとに日々体力作りに勤しむ毎日。ピット作業は今季もバッチリでいけそうです!
ちなみに、青木マネージャーの昨年の印象的なシーンは、無観客開催が続いたあとのお客様の招いてのレースウィーク。拍手が聞こえることに感動したとの事です。それと速さがようやく結果に結びついた第7戦もてぎでの優勝のシーン。これは、本当にうれしかったですよね!今季は、現地で見られないマネージャーの為に、きっちりテレビで届けてもらいましょう。