2020年より5年に渡りARTA GALSを務めたはらことは。
2024年を最後にレースクイーン(レースアンバサダー)を卒業する。
「Aggressive & Passion」をマインドキーワードとして掲げるARTA GALSの体現者として努力を惜しまず、自分を磨きあげてきた、はらに話を聞いた。
―幼い頃の夢を教えてください
はら: 小学生の卒業アルバムには『クラシックバレエの先生になりたい』って書いていましたね。実際、習っていた時期もありました。でも、その道には進まなかったです。
―レースクイーンになるまでのお話を聞かせてください
はら: 小さい頃からモデルのお仕事をしていて、熊本のモデル事務所に所属していました。一度は正社員として働いていたこともあるんですが、やっぱり「あの世界が好きだ」って思って、また戻りました。
初めてのサーキットは大学生の時にスポットで参加した二輪のレースクイーンとして、でした。その頃はまだSUPER GTをお客さんとして楽しんでいた側だったんですけど、
その時の非日常的な雰囲気が楽しくて、どんどんこの世界に惹かれていきました。
そこから自分がその世界に入れるなんて、すごく嬉しかったですね。
―レースクイーンとしての思い出は?
はら: 一番の思い出は、SUPER GTのレースクイーン2年目の時、当時所属していたチームがシリーズチャンピオンになったことです。あの瞬間は本当に感動しました。一生の思い出ですね。
あと、ジェンソン・バトン選手のInstagramに写真を載せてもらったことがあって。バトン選手とパートナーの方と一緒に撮った写真なんですけど、それがインスタに上がった時は、すごく驚きましたね。
―逆に大変だったことは?
はら: なんといっても寒さと暑さが一番大変でした。そこに尽きると思います。
―ARTA GALSの魅力はなんだと思いますか?
はら:ARTA GALSって、他のチームと比べてもすごく特別だと思います。ここまでブランディングを徹底しているチームは他にないですし、そういうチームに入れたのは本当に光栄でした。
毎年メンバーが入れ替わる中で、その年ごとのカラーや雰囲気が少しずつ変わるのを感じていました。でも、みんながプライドを持ってやっている雰囲気がすごく好きでしたね。
―卒業を決意した理由を教えてください
はら:卒業を発表したのは、シーズンの折り返しくらい、中盤だったと思います。
発表した時は、正直『言いたくないけど、言わなきゃいけない』っていう気持ちでした。
本当は、おばあちゃんになってもレースクイーンのお仕事をしたいくらい、やめたくはなかったんです。
でも、将来のことを考えて、ここで一区切りつけようと決めました。
―未来のARTA GALSとファンの方々へのメッセージを
はら: ARTAのリブランディングが与えた衝撃や、チームが大事にしているブランドイメージって、本当に特別なものだと思います。未来のARTA GALSの皆さんにはそれを大切にしながらも、自分らしさを出して、時代に合わせて活動していってほしいですね。
そして私はARTAの長い歴史の中のほんの一部に携わっただけですが、その貴重な経験をさせてもらったことに本当に感謝しています。
ファンの皆さんにもデビュー当時からずっと支えていただいて、心から感謝しています。これからもARTAを応援していただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
穏やかな雰囲気を持ちながらも、うちに秘めた芯の強さと情熱はまさにARTA GALSの体現者である。
これからも自分の夢に向かって輝き続けていて欲しい。
5年間チームの顔として活躍してくれてありがとう。