どういうわけかエンジンスピードが全く伸びず11位でポイント逃す
スタートドライバーは大津弘樹選手。順位をキープしたまま周回を重ねる。スタート直後から、エンジンの不調を無線で訴えてきた。車のバランスは良かったが、前車を抜くには難しい状況で、ポジションをキープしたまま10番手の走行が続いた。
28周目に300クラスの車両が止まってしまい、FCYが導入される。順位は10番手をキープ。翌周に解除され、リスタート。
31周目にルーティンのピットインを行い、佐藤蓮選手に後半を託す。ポジションはこの時点で14番手。
41周目には全車がピットインを終えたが、1台にアンダーカットされてしまい11番手を走行。
序盤はペースが良かったが、40周を過ぎたあたりからペースが上がらず、なかなか前車との差を縮める事が出来ない。しかし、前車のペースが落ち始め、61周目には10番手にポジションを戻す事に成功。
その後、11番手の車がハイペースで追い上げてきて、最後は11位まで順位を落として、レースを終えた。
惜しくもポイント獲得を逃してしまったが、トラブルの原因を突き止めて、次回のレースに生かしたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「ストレートスピードが伸びないのは、レース前のウォームアップでは症状が出なかったんだけど、決勝で出てしまったので、原因を究明しないとね。ポイントは獲れると思っていたので、残念だね」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「気温が高い時にストレートスピードが伸びなくて、ドライバーがちょっと可哀想でした。セットアップを 見直して鈴鹿で優勝を目指したいと思います」
田中洋克チームディレクターのコメント
「16 号車はレースのペースを期待していたんですけど、思ったように行かなかったですね。その今回作り込んできたこのコンセプトが思ったように走れなかったので、これもう 1 回見直して次のレースに挑みたいと思います」
大津弘樹紀選手のコメント
「10 位からスタートだったんで、ちょっと追い上げを狙って色々セッティングとか調整してたんですけど、まあいざ決勝が始まると僕のスティントではなぜか他車よりもエンジンスピードが遅くて、原因がわかんないですけど、オーバーテイクが全然できなくて順位キープの状態で蓮に渡したんですけど、蓮も後半になってくるとタイヤが摩耗してきて、ちょっとペースが悪くて、最後抜かれてしまって 11 位でゴールしてポイント取れなかったのも残念だし、もうちょっといいレースできるかなと期待してたので悔しいんですけど、今週通してちょっと波が多かったので、その悪かった時が何が起きたのかっていうのを解析して、次の鈴鹿では優勝できるように頑張りたいと思います」
佐藤蓮選手のコメント
「今回の富士大会は今までと大幅に変更したコンセプトで挑んだんですけれども、それが予選決勝とも振るわず、決勝でもペースに苦しむ結果となってしまいました。このデータも参考にはなっていくと思うので、次回の鈴鹿に向けては重量も軽いですし、必勝体制で準備を進めていきたいと思います」