序盤のSCでポジションアップも8位どまり
昨日の予選のタイム抹消により、ピットからスタートする#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは野尻智紀選手がスタートドライバーを務める。
パレードラップを行ったあと、ピットインしてスタートを待った。
500クラスのスタートが切られ、ピット作業が許可されたタイミングで、8号車はパレードラップ分の給油を行い、ピットを出ていった。300クラスが通り過ぎたあと、コースイン。
1周目に他車がコースアウトでいきなりセーフティーカーが導入された。
3周目にメインストレートで隊列を整える為に、全車停止。これにより8号車は300クラスの集団を抜くリスクを避ける事が出来、500クラスの最後尾につける事が出来た。更に他車の接触もあり、12番手まで順位を上げた。
7周目にリスタートが切られた。野尻選手は11番手にポジションをあげ、前車を追った。
20周目の1コーナーで、ひとつ順位をあげ、ポイント圏内の10番手にポジションアップ。21周目には更にポジションをひとつ上げて、9番手を走行。29周目あたりから、ルーティンのピットインを行うチームが出始めた。
8号車は32周目にピットイン。ミスなくピット作業を終え、松下信治選手を送り出す。40周目の時点で順位は9番手。45周目に前車を抜き、8番手にポジションアップ。
64周目まで順調に周回を重ねたところで、300クラス車両がコース上にストップしてしまい、FCYが導入された。
車両回収は直ちに完了し、翌周の66周目にFCYは解除され、リスタート。その後は前車を追ったものの、順位を上げる事が出来なかった。しかしながら、最後尾からのスタートで8位でチェッカーを受けてポイントを獲得する事に成功した。
鈴木亜久里監督のコメント
「1周目にSCが入って、500クラスの集団の後ろにつけたのはラッキーだった。余計なリスクが減って、戦えるポジションに来られたからね。でも、全体的なペースがもう少し欲しいので、次までにセットを見直して、トップ争いが出来るように頑張ります」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「予選で4脱してピットスタートだったのですが、それでもポイント圏内に入れたのは良かった。チームとドライバーは良く頑張ってくれたね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「あのポジションから上がれたのは良かったですが、まだまだ足りないところがあるのでデータを見直してセットを詰めていきたいです」
野尻智紀選手のコメント
「何とかポイントもとれましたし、自分たちがやれることは出来たと思います。次、勝てる体制を整えて頑張ります。応援して下さい」
松下信治選手のコメント
「最初にセーフティーカーが出てくれて、野尻選手が集団に追い付いてボクに渡してくれたのは、このレースでとても良かったところですね。そこからは結構単独で走っていて、前半はペースに課題があったかと思います。後半のペースは良かったですが、決して一番速い訳ではないので、タイヤ、セット、ドライビングの3つを見直して次頑張ります」