ARTA SUPER GT500 #8 第1戦 予選レポート | ARTA

2024.4.13

2024.4.13

ARTA SUPER GT500 #8 第1戦 予選レポート

松下勢い余って4輪脱輪、でもマシンは絶好調なので一つでも上を狙う

2024年の開幕を迎えた岡山国際サーキット。例年より気温が高いが、天候も良く、絶好のレース観戦日和となった。今年のドライバーラインナップは、野尻智紀選手と松下信治選手。松下選手は他チームから移籍してきた、才能豊かな選手だ。今季デビューするCIVIC TYPE R-GTとともにチャンピオンを目指したい。

開幕前のテストでは、色々な試みを行い、最後のテストで行われた新方式の予選シミュレーションではトップタイムを記録。良い状態で開幕戦を迎える事になった。

さて、その新方式の予選だが、ノックアウトがなくなり、Q1、Q2の合算タイムにより予選の順位が決まる事になった。また、タイヤは基本的に、Q1とQ2は同じタイヤを使わなくてはならない。

果たしてどのような結果になるか。Q1のアタッカーは松下信治選手。セッション終了間際にコントロールラインを通過しアタックへ入っていった。

午前のセッションを2番手で終えたので、当然の事ながらトップを狙っていたが、勢いあまり最終コーナーで4輪脱輪してしまった。タイム自体は10番手のタイムを記録したが、タイム抹消となり、ピットからのレーススタートとなる。

明日は後方から追い上げるレースを展開したい。


鈴木亜久里監督のコメント

「ノブは勢いがありすぎたね。抜くのが難しいこのサーキットで、後方からのスタートはもちろん厳しいけど、ノブの熱い気持ちが伝わってくる予選だった。去年のこのレースは、ほぼ最後尾から追い上げて表彰台を獲得出来たから、諦めずに上を狙って行きます」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「セクター2までは悪くても5-6番手以上という手応えがあったね。しかし、最終コーナーで4輪脱輪してしまったけど、あれは怒れないね。攻めたうえでの4輪脱輪は仕方ない。良く攻めたと思う」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「午前中から調子が良かったので、予選は期待していました。セクター1、セクター2でとても良い走りをしてくれたのですが、セクター3で4輪脱輪してしまい、勿体なかったですね。明日はピットスタートになってしまいますが、追い上げられるように頑張ります」

野尻智紀選手

野尻智紀選手のコメント

「車は非常に良さそうで、テストからの状態を見ても一番の仕上がりだと思いますし、明確な改善も見られているので、そこはポジティブな点だと思っています。決勝は厳しい状況になってしまいましたが、それをポジティブに捉え、積極的なレースをして、次のレースに生かせるようなレースをしていきたいです。引き続き集中していきますし、場合によっては大きなチャンスも出てくると思いますので、諦めずに取り組んでいきます」

松下信治選手

松下信治選手のコメント

「車は凄く良くて、セクター1、セクター2は多分トップレベルのタイムを出せていたと思うのですが、マイクナイトコーナーでジャンプしてしまい、そこでは4輪脱輪していなかったのですが、その勢いで最終コーナーに入って行ってしまい、そこで4輪脱輪してタイム抹消となってしまいました。車の仕上がりは本当にトップレベルだと思いますし、明日の決勝へ向けても良い戦略があると思いますので、ピットスタートではありますが、何とか追い上げたいと思います」

シェア:

Related Article

関連記事