明日は11番手からとにかく少しでも上へ行くしか無い
朝は霧が多く、湿気の多い予想外の天候になり、午前のフリープラックティスが始まった。既にチャンピオンの可能性は無くなってしまったが、今年で引退するNSX-GTを勝たせて今シーズンを締めくくりたい。
午前のセッションはいつものとおり、持ち込みのセットアップのバランスを確認しながらアジャストして行ったが、コンディションが変わり、車を路面に合わせて行くのが難しかった。午前のセッションのポジションは7番手でタイム的にも悪くはなかったが、予選へ向けて若干の不安が残った。
Q1は大湯都史樹選手がアタックを担当。午前より気温は高く、路面コンディションもだいぶ変わっているようだ。
大湯選手は1周のアタックラップに入っていった。トップとの差は約0.7秒だったが、11番手でQ1突破はならなかった。明日は、厳しい戦いになるが、チャンスを掴んで優勝を目指したい。
鈴木亜久里監督のコメント
「朝のフリーを見ている感じでは、Q1は突破出来ると思っていたんだけどね。これは自分達の本来のパフォーマンスでは無いし、何が原因だったか洗い出して準備して行きたいね。スタート位置は良くないけど、後方から優勝したチームや選手はたくさんいるから、諦めずに頑張ります」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「ドライバーはフィーリングは悪く無いと言っていたものの、タイムが出ていなかったので、何とか改善しなくちゃと思っていたけど、予選までに修正出来なかったね。決勝はしぶとく戦って勝ちたいね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「持ち込み、走り出しは悪く無かったのですが、ラップを重ねる度にバランスが悪くなってきて、セットアップしてもなかなか良い方向へ行きませんでした。予選は厳しいのかな?と思い始めました。予選は午前中の問題を解決できないまま、予選が終わってしまったので、非常に残念です。明日は何があるか最後まで分からないので、諦めずに頑張りたいと思います」
野尻智紀選手のコメント
「残念ながらQ1で終わってしまいましたが、明日はここから順位を上げられるように、ボク達は今からやれる事をやるしか無いので、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」
大湯都史樹選手のコメント
「午前中から色々とコンディションが目まぐるしく変わる中で、何とか車を合わせて行きたかったのですが、今回合わせこみを含め、上手く行かない部分がありました。フィーリングとしてはそれほど悪い印象を持っていませんが、周りはもう少しレベルの高いところで走っているようでしたので、グリップ自体が出ていなかったので、なぜそうなったのかを解析していきたいです。明日は追い上げのレースになると思いますが、しっかり戦って行きたいです」