ARTA SUPER GT500 #8 第7戦 決勝レポート | ARTA

2023.10.15

2023.10.15

ARTA SUPER GT500 #8 第7戦 決勝レポート

序盤の接触のためかペース上がらず41周目にリタイア

今朝のオートポリスは晴れていたものの、西側から吹いてくる風が冷たく、気温低下によるコンディション変化が心配された。しかしながら、#8 ARTA MUGEN NSX-GTはウォームアップ走行では好調で、2番手のタイムを記録。微調整を行ってスタートを待った。

スタートドライバーは野尻智紀選手。フォーメーションラップの後にスタートが切られた。クリーンなスタートだったが、野尻選手はポジションを2つ落とし、1周目を終えた。なかなかペースが上がらないので、7周目にピットインしてタイヤを交換、給油をするが、ピットイン直前に300クラスの車両と接触してしまう。フロント左側が少し破損したが、走行を継続する事が出来た。ここで順位は最後尾まで落ちてしまう。

その後、タイヤ交換のためにピットインを行う車が出てきて、野尻選手は10周目には13番手までポジションを戻す。300クラスで接触があり14周目にFCYがだされ、次の周にリスタートが切られたが、ここで大きな順位変化はなかった。

野尻選手はなかなかペースが上がらず、18周目には15番手までドロップしてしまう。コントロールが難しい状態が続いているが、野尻選手は何とかペースを落とさずに周回を重ねた。しかし、41周目のヘアピンで野尻選手はコースアウトしてしまう。グラベルに止まってしまったが、車両を引き出してもらい、ピットに戻った。原因不明の不調により、このまま走行を継続するのは危険と判断し、残念なリタイヤとなってしまった。

残りは1戦。有終の美を飾れるように今から準備をしていきたい。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「スタートのポジションは良くなかったけど、決勝は抜いて行けそうな仕上がりだったので、この結果は残念です。ペースが上がらなかった原因を突き止めて、最終戦に焦点を合わせて行きます」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「序盤の接触が影響したかも知れないね。チャンピオン争いに加われなくなったのは残念だけど、最終戦でこの8号車がNSX-GT最後のレースを優勝で飾れるように準備していきます」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「昨日から噛み合わなくて、ウォームアップは良かったんですけど、ロングだとペースが上がらなくて、原因調べないといけないですね」

野尻智紀選手

野尻智紀選手のコメント

「接触の影響があったのかどうか分かりませんが、特にセカンドスティントは全く走れなくなってしまって、何かがおかしいと思って走っていましたが、SCとか出て状況が変化するのを頑張って待っていたのですが、なかなかそうも行かず、コントロールが不能になり、コースアウトしてしまいました。個人的には色々と悔しい部分もありますが、しっかりと原因を探り、最終戦に勝てるように頑張るしかないと思っています」

大湯都史樹選手

大湯都史樹選手のコメント

「序盤、集団の中にいて、そこからなかなか順位を上げられず、また接触の影響もあってその後のペースにも響いてしまったのかな?と思います。戦略としては、予定通りの戦略を行えていましたし、そこでの接触したことによりバランスが崩れていなければ良い順位を狙って追い上げられたかも知れないので、悔しいレースではありました。これもレースですし、レースの流れもありますし、自分自身もフリー走行でミスがあったので、今週は8号車として流れを掴めなかったと思います。チャンピオン争いからは脱落してしまいましたが、最終戦では良いレースを展開して、笑顔で終われるレースを皆さまにお見せできるように頑張りたいと思います」

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