表彰台後に繰り上がり優勝となるが、改善すべき点もあるので残り2戦気を引き締めて戦います
今日の天気は雨が降らない予報だが、スタート前から雲行きが怪しくなってきた。チームはどんなコンディションになっても対応出来るように作戦を組んでスタートを待った。
スタートドライバーは野尻智紀選手。クリーンスタートでトップをキープしながら周回を重ねた。車のコンディションは好調で、12周目には2番手とのギャップを10秒に広げる。28周を過ぎたあたりからルーティンのピットインを行うチームが出始めた。野尻選手は32周目にルーティンのピットインを行い、大湯都史樹選手に交代。6番手でコースに復帰。
実質トップの車とテールトゥノーズで順位を争っていたが、300車両に行く手を阻まれ、ギャップが広がってしまう。
38周目に500クラスの車両が最終コーナーでクラッシュし、セーフティーカーが導入される。車両回収の為、39周目にレースは赤旗で中断される。この時点で見た目の順位は4番手。実際は2番手のポジション。
約1時間の中断後、セーフティーカー先導で45周目にリスタート。46周目の順位は3番手。53周目の1コーナーで1台抜き、トップの車両がルーティンのピットインを行ったので、大湯選手はここでトップに返り咲く。
その後、2番手との差が開いたが、300クラスのトラフィックで2番手の車両が背後まで迫ってきた。数周に渡りデッドヒートを繰り広げたが、また300クラス車両に行く手を阻まれ、77周目のストレートで2番手にドロップしてしまう。3番手の車両も背後まで迫ってきたが、何とか2番手を死守し、久しぶりの表彰台獲得となった。
しかし、レース後に優勝した車両が車検で失格になってしまい、繰り上がり優勝となった。
鈴木亜久里監督のコメント
「複雑な気持ちだね。優勝という結果は嬉しいけど、レースには負けたからね。でも素直に優勝を喜びたいと思います」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「結果は勝ちだけど、レースには負けていたし、修正しなければいけないところもあるので、喜びもあるけど、次もしっかり戦えるように準備したいね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「トップの車が車検で失格になってしまい繰り上がり優勝という事になりましたが、レースには負けていたので、負けた部分はきちんと考察して次回に生かしたいと思います。しかしながら、優勝は素直に喜びたいと思います」
野尻智紀選手のコメント
「後からこのような結果になり、びっくりしています。結果は嬉しいですが、課題も見えたので、しっかり修正しながら、次のレースはしっかり勝てるように準備をしていきたいと思います」
大湯都史樹選手のコメント
「レース終了後は、勝てそうなレースを落として落胆していましたが、後から結果が変わって正直驚いています。優勝は嬉しいですが、レースでは最後抜かれてしまって、その悔しさは残っているので、次のレースはしっかり勝ちたいです」