2スティント目で内圧上がらず苦戦するもなんとか完走。次回こそは必ず結果を出しますと心強い宣言
決勝前のウォームアップはコンディションとセット確認を行い、7番手のポジションでレースに挑む。スタートドライバーは野尻智紀選手。
パレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。クリーンスタートで、7番手をキープしたまま、野尻選手は周回を重ねた。前後の車とのペースはほぼ同じで、膠着状態が続く。チームは作戦を変え、8周目に野尻選手をピットインさせた。給油とタイヤを交換したが、タイヤ交換に時間がかかってしまい15番手でコースに復帰。その後、野尻選手のペースはそれほど悪くなかったものの、前車との差を縮めるには難しいものだった。
10周目に300クラス車両がコースアウトし、FCYが導入される。その直前に野尻選手はデグナーでアウト側にはみ出してしまうが、車にダメージは無さそうだ。
26周目を過ぎたあたりからルーティンのピットインを行う車が出始め、30周目には11番手までポジションを上げる。7番手までポジションを上げた、44周目にルーティンのピットインを行い、大湯都史樹選手に交代。
13番手でコースに復帰する。49周目に入るところで300クラスの車両のタイヤが外れてしまいFCYが導入されてしまう。翌周にはリスタートが切られ、大湯選手はポジションをひとつ上げて12番手を走行。55周目には11番手にポジションを上げる。61周目のヘアピンで他車と接触してしまい、タイヤを破損してしまう。そのまま走行を続けたが、130Rでコースアウトしてしまい、ここでFCYが導入される。
大湯選手は走行続行が困難だったので、ピットインし、車両を修復してコースに復帰するが、FCY中のピットインでペナルティを受けてしまった。68周目にペナルティを受ける為にピットインを行ったが、翌周にピットに戻りレースを終えた。全体的なペースは悪く無く、優勝出来るポテンシャルがあったので、次回こそ結果を残したい。
鈴木亜久里監督のコメント
「2スティント目の不具合は気になるね。しっかりとデータを解析して次回に生かしたい。全体的なペースは悪くなくて、勝てるポテンシャルはあるし、良いレースをしていたので、次回は絶対に勝ちたい」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「序盤にペースが上がらなかったのが気になるね。データを調べて改善していかないと。しかし、全体的なペースは悪く無くて、勝てるポテンシャルはあると思うので、次回は勝ちたいね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「ペースは悪く無かったのですが、2スティント目で車両に不具合があり、なかなか良いペースで走れませんでした。その原因は究明していきたいと思います。次は絶対に優勝させたいです」
野尻智紀選手のコメント
「序盤なかなか抜けなかったので、早めにタイヤ交換をしたら、ロングでセットしていた感じとバランスが違ってしまい、なかなかペースを上げる事が出来ませんでした。内圧が上がらず、苦戦しましたが、大湯のスティントで内圧を上げておくように伝えたところペースが良かったので、原因を調べなくてはなりません。次回の菅生は何とか良い結果を出したいです」
大湯都史樹選手のコメント
「ポール獲れたレースだったと思いますし、16号車はポールトゥウィン出来ましたし、そこから流れを引き寄せられていなかったと、決勝も自分のミスもあって、ポイントを狙えるところのトライが上手くいかず、最後まで走り切れませんでした。自分の走りでポイントを獲れなかったのが悔しかったです」