ARTA SUPER GT500 #16 第5戦 決勝レポート | ARTA

2023.8.27

2023.8.27

ARTA SUPER GT500 #16 第5戦 決勝レポート

プレッシャーの中、ドライバーとチームが一丸となって成し得たポール・トゥ・ウィン!

決勝前のウォームアップではバランスが思わしくなく、ピットに戻ってからセット変更を行ってスタートを務める大津弘樹選手を送り出した。

グリーンライトが点灯され、上手くスタートを切った大津選手はトップをキープしたまま2周目に入って行った。ペースは速く、3周目には2番手と2秒以上のギャップを開いてレースを引っ張っていった。
6周目から300クラスのラップダウン車両が出始める。11周目に差し掛かるところで、300クラス車両がコースアウト、FCYが導入されるが、16号車はFCY直前にピットインし、給油、タイヤ交換を済ませて12番手で戦列に復帰する。

14周目あたりからタイヤ交換、給油の為にピットインする車が出始め、19周目には6番手までポジションを上げる。ペースは良く、20周目にヘアピンで1台抜いて5番手になった。

26周目を過ぎたあたりからルーティンのピットインを行う車が増え、大津選手は1番手に返り咲く。1番手をキープしたまま、44周目にルーティンのピットインを行い、福住仁嶺選手に交代。

福住選手は6番手でコースに復帰。49周目に入るところで300クラスの車両のタイヤが外れてしまいFCYが導入される。この時点で福住選手は3番手まで順位を上げていた。翌周にはリスタートが切られ、上位陣はルーティンのピットインを終え、52周目にはトップ戻った。

61周目にチームメイトの8号車が接触、コースアウトしてしまい、FCYが導入される。翌周には解除され、リスタート。福住選手はトップをキープしたまま周回を重ねる。ペースは良く、2番手とは10秒差をキープしている。

福住選手は終盤まで集中力を切らさず、2番手との差を更に広げトップでチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「ポールトゥウィンで、ミスもなく最後まで走り切って優勝出来たのは嬉しいね。ウェイトも少ないからここで勝っておかないと、というプレッシャーもあったから、勝てて本当に良かった。次も良い結果を出したいね」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「完璧なレースだったね。チームもドライバーも集中力を切らさず、頑張ってくれた。何より最後までトラブルなく走って勝てたのは凄い」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「何て言っていいのかわからないです。本当に長かった。レース前のウォームアップでバランスが悪かったので、ピットに戻ってきてからセットを少し変えてから送り出しました。それが結果的に良かったと思います。今シーズン入ってからミスがあって、なかなか勝てなかったし、今日は本当にみんな頑張ってくれました」

福住仁嶺選手

福住仁嶺選手のコメント

「今回久しぶりに後半を担当しました。FCYが入りそうな絶妙なタイミングでピットに入る事が出来て、大津さんもマージンも築くことが出来ました。大津さんは燃費走行もしなければならない難しい状況でしたが、そのおかげでボクがプッシュする事も出来ましたし、その後も何事もなく最後まで走り切れたので優勝出来て良かったです」

大津弘樹選手

大津弘樹選手のコメント

「本当に最高です。チームの皆が本当に良い仕事をしてくれましたし、ボクのスティントも燃費を考えなきゃいけない状況だったのですが、良いタイミングでマージンを築けたので良かったです」

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