結果は7位だったが、次戦につながるレースができたはず
レポート配信後に車検で2台の車両が通らなかったがそのうちの1台が、#16 ARTA MUGEN NSX-GTより前のポジションだったため、1つポジションが繰り上がり6番手からスタートする事になった。
スタート前のウォームアップ走行は3番手のタイムを叩き出し、決勝に向けて期待がかかった。
スタートドライバーは福住仁嶺選手。クリーンスタートでポジションキープ。7周目に300クラスの車両のタイヤが外れてしまい、フルコースイエロー(FCY)、直後にセーフティーカーに切り替わり、前車との差が縮まり、順位を上げるチャンスになった。
12周目にリスタートが切られ、2周後の14周目にポジションをひとつ上げる事に成功した。タイヤ交換、給油の為にピットインする車両が出始め、福住選手は4番手を走行。31周目にルーティンのピットインを行い、タイヤ交換、給油を済ませて、大津弘樹選手に交代。6番手でコースに復帰。大津選手は速いペースで周回を重ね、35周目には5番手に浮上。
45周を過ぎたあたりから2回目のルーティンのピットインを行う車両が出始めた。大津選手は49周目に最後のピットインを行い、タイヤ交換、給油を行いコースイン。しかし、逆バンクコーナーで、他車と並走しているときに当てられてスピンを喫してしまう。ダメージはなく、走行を続行。大津選手は9番手にドロップしてしまう。
57周目にシケイン手前で大きなアクシデントが発生し、ここでSCが導入され、直後に赤旗でレース中断となる。
レース続行が不可能ということで、レースは終了となった。16号車は、最終的には2つポジションを上げて7位で終了した。
鈴木亜久里監督のコメント
「車はだいぶ良いパフォーマンスが出せるようになってきたけど、あともう少しだね。ウェイトが軽いから次は何とかしないとね。でも良いレースを見せられると思います。しっかりと準備して結果を出します」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「大津が出て行った時に接触されてスピンしてしまって、それまでは良いレースが出来ていたので、それが残念だね。勝てる感触はなかったけど、ペースは悪く無かったから、次回は何とか前でレースを終えたいね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「昨日のQ2は少し失敗しましたが、レースは修正が出来て乗りやすいバランスになったと思います。福住、大津とも良い走りが出来ていたのですが、大津のスティントで順位を争っていた車が少々強引だったかと思いますが、大津がスピンしてしまい、順位を落としてしまいましたが、しっかりポイントを獲れたので次に向けて準備をしたいです」
福住仁嶺選手のコメント
「順位を争っている車を抜くのに時間がかかってしまい、SCが入って直後に抜くことが出来たので、そこから自分達のレースが出来たと思います。ペースとしては良くも悪くもなくて、昨日のフリーからはだいぶ向上しました。セカンドスティントでタイヤチョイスに迷いましたが、ソフトを選んで大津選手も良いポジションでレースが出来ましたが、順位を争っている車に当てられたと思うのですが、そこで大きく順位を落としてしまいました。表彰台争いから脱落してしまいましたが、ロングランで良いところも見えてきたので、次につなげたいです」
大津弘樹選手のコメント
「仁嶺が序盤で順位を上げてくれましたが、ソフトタイヤの方がウォームアップの時間が短いということで、それを利用して順位を上げる作戦でした。それでボクのファーストスティントはそれで成功したのですが、2回目のピットもソフトで行ったのですが、アウトラップで当てられて順位を落としてしまい、もったいなかったです。アクシデントでレースは途中で終わってしまいましたが、表彰台を狙えるペースはあったと思いましたが、勝てるペースはまだ足りていないと思いますが、次のレースはウェイトも軽くてチャンスはあると思いますので、しっかり準備していきたいと思います」