ARTA SUPER GT500 #8 第3戦 決勝レポート | ARTA

2023.6.4

2023.6.4

ARTA SUPER GT500 #8 第3戦 決勝レポート

マシンはいい方向に向かわず、原因究明をして次戦で取り返す

昨日の予選後の車検で、#8 ARTA MUGEN NSX-GTより前の車両2台が車検をクリアできず、スタート位置が2つ繰り上がり、11番手からのスタートとなった。ウォームアップでは、タイヤの皮むきを行いスタートを待った。

スタートドライバーは大湯都史樹選手。クリーンなスタートで11番手をキープしたまま周回を重ねる。7周目に300クラスの車両のタイヤが外れ、フルコースイエロー(FCY)が入ったが、直後にセーフティーカー(SC)が導入される。

12周目にリスタートが切られたが、大湯選手は1コーナーでポジションをひとつ落としてしまう。なかなかペースが上がらない大湯選手は18周目で更にひとつポジションを落としてしまい、19周目にピットイン。給油、タイヤ交換を済ませ15番手でコースへ復帰。他車のピットインもあり、23周目には12番手まで浮上。

30周を過ぎたあたりからルーティンのピットインを行うチームが出始めた。31周目には入賞圏内を走行していたが、34周目にシケインの進入で他車と接触してしまい、ポジションをひとつ落としてしまう。接触の影響はなく、走行を続行。45周あたりから、2回目のピットインを行う車両が出始め、大湯選手は48周目にピットインを行い、ここで野尻智紀選手に交代。

全車が2回目のルーティンを終え、50周目の時点で野尻選手は13番手を走行。路面温度が徐々に下がり始め、ソフトタイヤをチョイスした野尻選手のラップタイムも安定して上がってきた。57周目にシケイン手前で大きなアクシデントが発生し、ここでSCが導入され、直後に赤旗でレース中断となったが、そのままレースは終了となった。


鈴木亜久里監督

鈴木亜久里監督のコメント

「大きなアクシデントでレースが終わってしまったのは残念だね。最後まで走り切りたかったけど、8号車はなかなかペースが上がらなかったので、原因をしっかりつきとめて、次回こそ上位で戦いたいね」

土屋圭市アドバイザー

土屋圭市アドバイザーのコメント

「フリーが良かったのに、予選、決勝と崩れてしまったので、原因を究明して次回は前で戦えるようにしたいね。アクシデントでレースが終わってしまったのは残念ですが、事故を起こした選手の回復を祈ります」

田中洋克チームディレクター

田中洋克チームディレクターのコメント

「ウォームアップはフィーリングが良く無くて、昨日の予選からの状況と引きずっていた感じがしたので、レースに向けてセットを変更したものの、ペースは良く無かったです。鈴鹿でのテストではスピードがあったのですが、気温が上がってダウンフォースが少なくなった時の合わせこみが出来ていないと思います。このままではレースが出来ないので、次回までに改善したいと思います」

野尻智紀選手

野尻智紀選手のコメント

「残念なカタチでレースが終わってしまいましたが、予選から自分達のパフォーマンスが悪いところへ行ってしまって、思うようなレースが出来ませんでしたが、色々と見直す部分も見えてきたレースだったので、次まで改善して良いレースをしたいです」

大湯都史樹選手

大湯都史樹選手のコメント

「今日は土曜の段階では決勝のペースにも自信がありました。ウォームアップの段階で思うような手応えを感じられていませんでした。決勝ではペースも上げられないですし、ストレートも速くなくて抜けないし、抜かれるレースになってしまいました。一番はペース改善をしなければ戦えないと感じていました。レースは残念なカタチで終わってしまい、次生さんの身体も心配でしたが、アクシデントもなく、あのまま走っていても上位に行ける感触はなくて、応援して下さっている皆さまには申し訳なかったです。流れが悪いので、この後、どう立て直すかが大事だと思いますので、予選で上位を獲得してレースを良いペースで戦えるように改善していきたいです。次回はウェイトも少ないので、次は上位で戦えるのをお見せ出来るように頑張ります」

シェア:

Related Article

関連記事