表彰台確実だっただけにペナルティは痛かったが次回は間違いなく上位を目指します
開幕戦の天気とは打って変わって第2戦は快晴。3番手からスタートする#16 ARTA MUGEN NSX-GTの活躍が期待された。ウォームアップ走行を6番手で車のコンディションは良さそうだ。
スタートドライバーは福住仁嶺選手。3番手をキープしながら、ストレートに戻ってきた。2周目はダンロップコーナーで前車を抜き、2位に浮上。福住選手のペースはよく、徐々にトップの背後に迫っていくが、3番手の車が徐々に差を詰めてきて30周目のAコーナーで3番手に落ちてしまう。
31周目にピットインするが、作業に手間取り、11番手でコースに復帰する。40周目には全車が1回目のピットインを行い、福住選手は4番手を走行。順調に周回を重ねて、63周目にルーティンのピットインを行う予定だったが、1回目のピットインで作業違反があり、ここでドライブスルーペナルティを受けてしまう。
64周目にルーティンのピットインを行い、大津弘樹選手に交代。14番手でコースに復帰する。77周目には全車が2回目のピットインを終え、順位は12番手。
3番手を走行していた車両がトラブルで、11番手を走行。前車まで1秒以内の攻防を続けていたが、チームメイトの8号車が98周目にスローダウンしてしまい、10位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。
鈴木亜久里監督のコメント
「勝てる手応えがあっただけにミスがあったのは残念だけど、もう一度しっかりと取り組んでミスが無いようにしたいね。2人のドライバーは良く頑張ってくれたし、チームも勝てる力を持っているから、次頑張ります」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「ピット作業ミスは同じミスを繰り返さないようにしっかりと次に生かさないとね。全体的なペースは良かったので、残念だけど、次も軽いので、必ず結果を出せるように準備します」
田中洋克チームディレクターのコメント
「ピット作業違反はホイールナットが上手く締まらなかったので、給油を先にするという判断をしてしまったのですが、締まらない状態での給油が作業違反になってしまいました。ペースが良かっただけに応援してくださった方々には申し訳ないです。次、挽回します」
福住仁嶺選手のコメント
「最初のスティントも悪くなくて、トップをずっと追いかけていたんですけど、なかなか追い抜く事が出来ませんでした。コース上でパンクしている車があったので、早めにピットに入りました。
ダブルスティント走り、最初のピットインで作業違反もあり、ドライブスルーで確実に取れた表彰台を落としてしまい悔しい結果になってしまいました。次もノーウエイトで走れるので、結果にこだわって戦いたいです」
大津弘樹選手のコメント
「前半は仁嶺が良いレースをしていて、2番手まで追い上げてくれてよかったのですが、ドライブスルーペナルティを受けてしまい、そこで勝負権は失っちゃったんですけど、上位のトラブルなどもあって、ポイントを獲れたのは良かったと思います。結果は悪かったのですが、内容は良かったと思っていて、ポテンシャルの高いチームであることは凄く感じたので、これからもっと強いレースが出来ると思います」