今期初の表彰台が初優勝! ドライバーとチームの連携で有終の美を飾る!
スタートドライバーは木村偉織選手。スタートは出遅れてしまったが、2番手をキープしたまま周回を重ねる。
7周目に3コーナーで500クラスと300クラスの多重クラッシュがあり、FCY、セーフティーカーが導入される。
木村選手は2番手をキープ。
セーフティーカー導入中の14周目にメインストレートで300クラス同士の車両が接触してしまい、セーフティーカーの導入が延長される。事故処理に時間がかかり、20周目にレースが再開される。
途中、トップの車両がルーティンのピットインを行いトップに立つが、35周目にルーティンのピットイン。武藤英紀選手に代わり、6番手でコースに復帰。他車のピットインもあり、38周目には再びトップに立つ。
武藤選手はトップをキープしながら周回を重ねるが、徐々にタイヤのグリップが落ち始め、2番手の車に徐々に差を縮められてしまう。武藤選手はピットからの指示を受けながら、タイヤマネージメントを行い、何とかペースを取り戻し、2番手との差を広げる事に成功。終盤は危なげない走りで今季初優勝を果たした。
土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「ハラハラドキドキしたね。終盤、2番手の車のペースが速くて、武藤のペースがあがらなかったけど、タイヤの使い方を変えて、何とかペースを上げて走った武藤は素晴らしかった。偉織も前半のペースがとても良かったので、この優勝につながったと思います。最後の最後で勝てたのは本当に嬉しい。ファンの皆さま、スポンサーの皆さま、本当にありがとうございました」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「スタートでひとつ順位を落として、展開が難しくなると思いましたが、SCが入ってレースが混乱状態になった中でエンジニアとドライバーでコミュニケーションとって、最適な戦略を選べたと思います。元々のプランとだいぶ変えていきましたが、戦略として成立しました。後半のタイヤはコンパウンドを変えて行ったのですが、バランスが苦しい中、何とかポジションをキープしてくれて本当に優勝出来て良かったです。1stスティントも偉織がしっかりと走っていた事も大事なポイントでした」
武藤英紀選手のコメント
「ポール獲れた時に流れがきていると思っていましたし、木村もずっとペース安定していたし、最後は路面温度的にタイヤのチョイスは悩みましたが、チームと話し合った作戦が良かったですね。終始安定したペースで走れて今季初表彰台が優勝というのも嬉しいです。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました」
木村偉織選手のコメント
「戦略も良くて、車も良くて、今日は自分のドライビングも良かったと思いますし、皆が皆100点の仕事が出来たと思っています。いやー、本当に嬉しいです。今年はなかなか結果が出せず、応援して下さった皆様には本当に申し訳ない気持ちでしたが、最後に勝てて本当に良かったです。ありがとうございました」