ARTA SUPER GT500 第7戦 決勝レポート | ARTA
スーパーGT第7戦決勝 スタート前のARTA NSX-GTとNSX GT3

2022.10.2

2022.10.2

ARTA SUPER GT500 第7戦 決勝レポート

前回に続きピット作業ミスでポイント逃す

快晴で真夏の暑さの中でスタート前のウォームアップ走行が始まった。8番手のタイムを記録し、スタートを待った。

スタートドライバーは福住仁嶺選手。パレードラップ、フォーメーションラップを終え、スタートが切られた。1コーナーで抜かれてポジションをひとつ落としてしまう。しかし、ペースは悪く無い。ピットからはタイヤを労わって走るように指示が出る。

6周目からGT300クラスの周回遅れの車両が出始める。福住選手はGT300車両を上手くかわしながら周回を重ねていく。17周目にGT300車両がコースアウト、FCYが導入されるが、翌周にはリスタートが切られた。

スーパーGT第7戦決勝 オートポリスを疾走するARTA NSX-GT

順調に周回を重ね、22周目あたりからルーティンのピットインが始まり、福住選手は25周目にピットイン。

野尻智紀選手に交代。野尻選手は31周目の1コーナーで前車にアウト側から並びかけたが、軽く接触してしまう。片輪をダートに落とし、危うくコースアウトしてしまうところだったが、何とかコースに留まり順位を落とす事なく周回を重ねる。

ルーティンのピットイン作業にミスがあり、36周目にドライブスルーペナルティを受けてしまい、12番手までポジションダウン。42周目までに全ての車両のルーティンのピットインが完了し、野尻選手はポイント圏内の10番手までポジションを回復する。全体的に見ても速いペースでさらに上の順位を狙って行く。

スーパーGT第7戦決勝 ピット作業をするARTA NSX-GT

前車がトラブルでピットインしてしまい、9番手に浮上。51周目にGT300車両がコースアウト、FCYが導入される。54周目にリスタートが切られる。徐々にグリップダウンが始まり、ペースが上がらない。56周目には11番手までポジションを落としてしまう。57周目にタイヤ交換のため、ピットイン。周回遅れになってしまったが、ポイント圏内でのゴールの望みを捨てず最後まで走り切ったが、11位でレースを終えた。


ARTA 監督 鈴木亜久里

鈴木亜久里監督のコメント

「作業ミスが2レース続いてしまったので、再度気を引き締めないとね。残りは1戦しかないけど、ミスなくしっかりと戦えるように準備していきます」

ARTA GT500エンジニア 伊与木仁

伊与木仁 エンジニアのコメント

「ピットで作業ミスがあって、ドライブスルーペナルティを受けてしまい、ドライバー、チームには申し訳ないと思っています。我々の足りないところを見直さなければならないと思っています。野尻選手は頑張ってくれていたのですが、タイヤの摩耗が激しく、フラットスポットが出来てしまい、終盤にタイヤ交換する事になってしまいました。レースラップも悪く無かったのですが、最終戦に向けて切り替えていきます」

ARTA GT500ドライバー 野尻智紀選手

野尻智紀選手のコメント

「今回もピット作業ミスが出てしまいましたが、なぜそのようなミスが出てしまったのか、皆で話し合って行きたいと思います。誰が悪いとかではなくて、そういうミスを引き起こしてしまった何かがあると思うので、しっかりと検証して次回のレースに生かしたいです」

ARTA GT500ドライバー 福住仁嶺選手

福住仁嶺選手のコメント

「今回もスタートを担当させていただきましたが、スタートをうまく決める事は出来ませんでしたが、ペースはそれほど悪く無かったと思います。野尻さんは素晴らしい走りをしてくれて、上位で入賞出来るチャンスがありましたが、ピット作業ミスにより順位を下げてしまいました。残りは1戦ですが、何とか良い結果で最終戦を締めくくりたいので、気持ちを切り替えてしっかりと準備していきたいと思います」


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