ARTA SUPER GT500 第6戦 予選レポート | ARTA

2020.10.24

2020.10.24

ARTA SUPER GT500 第6戦 予選レポート

3度目のPP、明日こそ一番高いところへ!

第5戦の表彰台でハンディキャップウェイトは32kgとなったが、チャンピオンシップを争うライバル達よりは少ないウェイトだ。第7戦は全車ウェイトが半減され、最終戦はノーウェイトとなるので、ライバル達のウェイトが重たいこの第6戦で結果を出しておきたい。

予選では常に速さを見せてきた#8 ARTA NSX-GTだが、決勝ではなかなか望む結果につなげられていない。フリー走行では主にレースに重点を置いたセッティングを進めていった。走行メニューは順調に消化し、レースのセットアップは良さそうだ。

午後の予選Q1は野尻智紀がアタック。野尻はタイヤを暖めながらアタックに入ろうとしたタイミングで他車がクラッシュ。赤旗で中断になってしまった。既にタイヤに熱を入れていたので、再開時のタイヤのパフォーマンスに不安があった。しかし、野尻はタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出し3番手のタイムを記録し、Q1を突破した。

続く福住仁嶺は早めにコースインをしてアタックを開始した。ギリギリでアタックをするより、余裕を持ってタイムを出す方が良いだろうという判断だった。福住はタイヤを暖めてからアタックに入り、1分44秒台を記録。野尻が持つコースレコードに迫るタイムを叩き出した。このタイムを超える者は無く、今季3回目のポールポジションを獲得した。明日は何としてでも優勝したい。

鈴木亜久里監督のコメント

「予選はいいんだけど、決勝で結果が欲しいね。大事なのは明日だから、明日のレースに集中します」

ライアン・ディングル エンジニアのコメント

「嬉しいです。今日はロングランのセットも進めていたので、しっかりデータを確認して明日に備えたいです」

野尻智紀選手のコメント

「予選は今まで良い結果が多かったですが、前回の鈴鹿の予選はかなり悪くて、またここに戻ってきて戦える状態に戻してもらえてチームに感謝しています。Q1ではアタックに入ってセクター1までは走ってしまっていたので、何だか嫌な流れになってしまったと思いましたが、幸いにもそこからピックアップ、大きなグリップダウンも無かったので、何とかQ1で3番手のタイムを出せたと思います。明日は良い位置からスタート出来るので、自分のスティントを最後まできちんと戦い抜きたいと思っています」

福住仁嶺選手のコメント

「前回の鈴鹿から車も見直して、少しでも良くなるように準備してきました。持ち込んだセットアップは前回より確実に良くなっていましたし、野尻さんがQ1で走ったあと、Q2に向けてアジャストしてもらい、いい状態でQ2を走らせてもらえたのでポールを獲る事が出来て、それはそれで嬉しいのですが、前回のレースで悔しい思いをしていますし、ここでポールを獲れるということは車が軽いという意味なので、明日は良いレースをして結果につなげたいです」

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