ARTAを支える仲間たちを紹介する「Work behind the scenes」。今回は、チーフメカニックの右腕。努力家と言えるスタッフが沢山いるARTAだが、練習一筋頑張り屋のメカニックを紹介しよう。TOEICも700点と興味深い経歴の持ち主。そして、将来の目標の舵を切った先にモータースポーツ業界があった。モータースポーツに携わりたいという自分自信で切り開いた道。それではどうぞ!
レース業界を目指したきっかけ
(都築):もともと父の影響を受けたのがきっかけだと思うのですが、2輪が好きで高校生くらいの時に2輪のレーサーになりたいと思っていました。地元のバイク仲間からもプロのライダーになればと言われていました。仲間のうち2人はプロになりました。ただ自分がプロになろうと思ったときには、年齢的に遅く現実的ではなく、進学をし東京の英語の専門学校へ入学しました。TOEICのスコアも頑張ってあげて英語を勉強していたのですが、自分のやりたいことが見いだせずにいました。専門学校の同級生に、野尻智紀選手や福住仁嶺選手と一緒にカートをやっていた友人がいて、そこで4輪に興味を持ち、クルマを触りたいと思うようになりました。クルマと言っても自分はディーラーよりもレース業界に興味を持ちました。
モータースポーツと出会ってどれくらいで志を変えたか?
(都築):友だちと話しているうちに深く興味を持ち、どうやったらこの業界に入れるのかと3か月くらい考え、通っていた専門学校を退学し東京工科専門学校へ入学し直しました。そのうち学校のインターンでレーシングチームへ行き、その流れでそのまま入社しました。
現在の役割
(都築): 8号車のメカニックになって4年目ですが、8時に出社。FRになった2年前から前周りをひとりで管理しています。前周りでトラブルがあると全て僕の責任です。
入社1年目はエンジンが後ろにあったので、後ろ担当でした。ミッドシップの時はギアボックスが特殊だったので、そこのノウハウは当時まだチーフだった北原さんにやってもらっていて、エンジンを乗せたり、足やフレームをつけたりは自分が担当していました。それを3年間やりました。ミッドシップ最後の年は、ギアボックスも自分でもできるようになりやらせていただきました。今は、新品のギアボックスの仕立てもやり、基本的にクルマの前後どちらも管理できるようになりました。
今の目標
(都築):チーフになりたい事も大切かもしれませんが、チームをうまく回せるようになればポジションにはこだわらないです。シーズン中、自分のミスもあり流れが悪くなってしまいましたが、残りのレースでちゃんと戦いトラブルを出さないように、クルマをしっかりメンテナンスしたいですね(インタビューは最終戦前)。これが小さな目標で、昨年、今年、前半が良くないので、大きな目標は、来年に繋げられるように、みんなの気持ちのモチベーションがあがるよう、自分も含めて何かできるといいですね。
プライベートでの過ごし方
(都築): 子どもが3人いて、5歳、3歳、1歳で来年上のコが小学校に上がります。子どもが3人もいると仕事が終わって家に帰ってもゆっくりできないので
、平日休みをとって、妻と2人で出かけてリセットしたりします。夜は、自分の趣味がバイクなのでたまに乗ったり。休みの日は家族と遊ぶ日が多いですね。今年からタイヤ交換のスタイルを変えたので、トレーニングも空いた時間でやっています。10キロ増えましたがそれでも太らない体質なので大変です。だからカラダを鍛えて仕事に生かせるようにしたいです。
―――――ご自宅に不在がちなことが多いですが、ご家族はどのような感じでしょうか?
(都築):子どもはさみしがっていますが、勝つと喜んでくれてかわいいです。家族に迷惑をかけてばかりですが、奥さんは、悪い時もどんな時も波がなく、自分は調子に乗り易いので、そういうのも含めて、しっかりしなさいと励ましてくれます。淡々と自分のやらなくてはいけないことを考えさせられることを言ってくれるので、頑張らないとと思いますね。
チーフメカニックの北原さんと同じく2輪がご趣味で2人は仕事以外でも良い仲間のよう。無事にシーズン終了!ですがもう次に向かっています。オフシーズンも頑張ってくださいね!
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