トラブルでぶっつけ本番の予選、明日は後方から追い上げる
第7戦終了時点で#55 ARTA NSX GT3はトップと10ポイント差のランキング3位。逆転は簡単なことでは無いが、チャンスを広げていきたい。
しかし、午前のセッションでいきなりトラブルが発生してしまう。電気系のトラブルでエンジンの回転があがらない症状が出てしまった。メカニックは懸命にトラブルの原因を探ったが、原因が掴めず、疑わしい電気系統のパーツの交換を行った。Q1開始直前に何とかエンジンが息を吹き返し、高木真一が300クラスA組のアタックに入っていった。
セッティングが全く出来ていない状況の中、高木は懇親のアタックを行ったが、10番手のタイムを出すのが精一杯で、決勝は総合で20番手からのスタートとなる。明日は後方から追い上げて表彰台を狙っていきたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「今朝のトラブルには参ったね。電気系統のトラブルは原因を掴みにくいので本当に難しい。そんな中でもメカニックは頑張ってくれて、何とか予選に間に合わせてくれて本当に感謝している。明日は挽回して表彰台を狙いたいね」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「朝、車両のシステムトラブルがあって、セッティングやニュータイヤのチェックも出来ないまま予選になってしまいました。予選前までに原因が特定出来てなかったのですが、原因と思われる対策を施して何とか予選を走る事が出来ました。走れたのは良かったと思いますが、Q1を突破出来るタイムは出せませんでした。明日は20番手から挽回して、何とか表彰台に登れるようにドライバーを相談してセットや戦略を決めたいと思います」
高木真一選手のコメント
「朝はトラブルで殆ど走れなかったのですが、レーシングスピードでは無いものの、数周走る事は出来ました。その中で車のセットアップを勘だけでセット変更をしたら、それは良い方向に行きました。予選のバランスは悪くなかったので、決勝に向けて方向性だけでも予選で見る事が出来て良かったです。明日は順位を上げて最低でも表彰台を狙っていきたいと思います」
佐藤蓮選手のコメント
「トラブルが出て、殆ど走れませんでした。予選もその影響が出て20番手でしたが、気持ちを切り替えて明日は表彰台を目指せるように頑張りたいと思います」