ARTA 8号車 ダイジェスト
予選と決勝が同日に行われるスケジュールとなった。予選を終えてすぐに決勝レースへの準備を進めた。ウォーミングアップでは気温が上がり、選んだタイヤのコンパウンドがレースで合うかどうかが不安要素だった。
スタートドライバーは福住仁嶺。500クラスのデビューレースでスタートを担当した福住はポールポジションの車との間合いをうまく取りながらスタートを切った。ポールの車の背後につけ、1コーナーで並びかけたが抜くまでに至らず、2周目に入ったところでセーフティーカーが導入される。後方で接触があったようだ。
5周目に再スタートが切られ福住はトップの車に離されないように周回を重ねたが、トップのペースについていけず、徐々に離されてしまう。更に3、4位の車に追いつかれてしまい、17周目には5番手まで順位を落としてしまう。チームは福住を予定より早めにピットに入れる事にし、25周目に野尻智紀に交代。前半の福住のペースが上がらなかったので、硬めのタイヤに変えて後半を戦った。
野尻は10番手で戦列に復帰。その後はペースも良く、他車のルーティンのピットインもあり、34周目までに5番手まで順位を挽回した。
38周目に300クラスの車両がコース上でストップしてしまい、ここで2回目のセーフティーカーが入る。42周目に再スタートが切られた。ペースは安定していて悪くなかったものの、順位を上げるのは至難の業だった。他車のペースも良く、最終的には8番手でレースを終えた。
課題はまだまだ多いが、貴重なポイントを獲得出来た。