タイヤ交換時のタイムロスが悔やまれるが次戦につながる走りができた
昨日の予選では、車のバランスが大幅に向上した#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは、ウォームアップ走行で決勝のセットを確認して、スタートを待った。
スタートドライバーは大津弘樹選手。順位を落とさずスタートを切ったが、1周目に他車がコースアウト。セーフティーカーが導入される。この時点で大津選手は7番手。
3周目にメインストレートで隊列を整える為に、全車停止。セーフティーカーの先導で周回を重ねる。他車の接触もあり、6番手のポジションを手に入れた。7周目にリスタートが切られた。6番手をキープしながら、順調に周回を重ねていった。
ペースは安定していたが、トラフィックの中、19周目の1コーナーで順位をひとつ落としてしまう。35周目にルーティンのピットインを行ったが、左側前輪のタイヤ交換で手間取ってしまい、タイムをロスしてしまった。
2スティント目は佐藤蓮選手がドライブ。40周目の時点で順位は10番手。前車のピットインにより、52周目には9番手に浮上。佐藤選手のペースは良かったが、なかなか順位を上げるところまでは行かなかった。
65周目に300クラス車両がコース上に止まってしまいFCYが導入された。速やかに車両回収が済み、66周目にFCYは解除され、リスタート。
佐藤選手は速いペースで順調に周回を重ねたものの、前車を抜くまでに至らなかったが、9位で500クラス初のポイントを獲得する事に成功した。
鈴木亜久里監督のコメント
「タイヤ交換に手間取ってしまったのが痛かったね。どうすればミスが起こらないようになるか、きちんと検証しなくちゃね。また、1スティント目はペースが上がらなかったから、これも見直して、次回までに準備します」
土屋圭市アドバイザーのコメント
「タイヤ交換でミスがありましたが、後半は良いペースで走ってポイント獲得してくれたので、良かったね。しかし、まだ全体的にペースが良くないので、次までに改善しないとね」
田中洋克チームディレクターのコメント
「1スティント目はペースが悪くて、離されるような展開になってしまいました。後半は良いペースで走れていたのですが、同じタイヤをチョイスしていたので、その差が何なのか調べないといけないですし、トップと比べるとまだペースが足りないので、データを見直したいと思います」
大津弘樹紀選手のコメント
「序盤は混戦で、うまく切り抜けて順位を上げられましたが、その後はペースを上げるのが難しかったです。後半は大きく順位を落とさず、蓮に渡す事が出来たですし、蓮のペースも良くてポイントもとれたので、次のレースにつながる内容だったと思います」
佐藤蓮選手のコメント
「デビュー戦でポイントをとれたのは良かったです。ピットのミスはあったのですが、逆にプレッシャーを感じる事なく走れたので、今後に向けて良い開幕戦だったと思います。ペースも良くてポジティブな内容でしたし、次の富士はテストでも良かったので頑張ります」