2021.9.28

2021.9.28

レーシングカートとは?ダイレクトな操作性はまさしくレーシングドライバーへの登竜門

レーシングドライバーになるには、レーシングカートから始めるのが王道であり近道だ。

いきなり学校に入学する?レーシングチームにコネを作る?大金を積んで自分でチームを作る?雲を掴むような話をする必要はまったくない。レーシングドライバーになりたいのなら、まず最初の一歩は、近場のサーキットでレーシングカートに乗ってみることだ。

体感速度300km/hにもなるレーシングカート

まるで地面に座っているかのような低い車体にむき出しのコックピット、そんな無防備な状態にもかかわらず、トップカテゴリーのレーススピードは時速100km/h以上。

カートの体感速度は実速度の2~3倍と言われているので、レーシングカートのドライバーは、スーパーGTやF1と同じ300km/h近くを体感しているということになる。このスピード感こそ、レーシングカートの醍醐味だ。

そして、レーシングカートのもう1つの魅力が、ダイレクトな操作感。レーシングカートには、基本的にエンジン(アクセル)、ブレーキ、ステアリング機能しか備わっていない。

シンプルな構造なだけに、ドライバーの操作がそのまま車の挙動に反映される。

レーシングカートのルールとライセンス

レーシングカートのレースルールは、ほかの四輪自動車レースとほぼ変わらない。

コースフラッグの意味、抜かれる場合のコーナリングではイン側を1台分空けるなど、車体やコースは小さいが、最高峰のF1まで含めた他カテゴリーとほとんど同じルールで競う。

つまり、レーシングカートから始めることで、運転技術だけでなくレーシングドライバーとして身につけるべきルールも自然と体に染みつくのだ。

レーシングカートに運転免許は不要

レーシングカートを運転する際、公道を走る自動車を運転するための免許は不要。だからこそ、免許を持てない子供から大人まで幅広い世代に楽しまれている。

ただし、出場するレースに応じて、各サーキットが発行するライセンスや、JAF、SLOが発行するライセンスを取得しなければならない。特にレーシングドライバーへのステップアップを目指すなら、国際ライセンスの国内発給を担っているJAFのライセンス取得は必須だろう。

自分の腕一本で最下層からトップに上り詰める

レーシングカートのレースは、大まかに、クローズド(ローカル)レース、国内、国際へと3段階でステップアップしていく。

各レースクラス内は細分化されていて、年齢や戦績、マシンに合わせて出場レースを選ぶことになる。

マシンの差はなく、実力だけでステップアップ

レーシングカートのほとんどのクラスで、フレームやエンジンにそれぞれ規定があり、チューニングも制限されているので、自分の腕一本でのし上がっていくイメージだ。

今からレーシングカートを始めるなら、クローズドレースとなるSLクラスから始めるのがおすすめ。

上のクラスは、その下位のクラスでの成績が出場条件となっていることも多いので、自分の実力に合わせて、着実にステップアップ。その後、JAFの国内地方選手権、全日本選手権と進むのが王道となる。

カートのF1とも言われる別格のOKクラスと国際格レース

全日本選手権の国内最高峰クラスとなるOKクラスは別格。エンジンの選択肢、タイヤの選択肢が格段に広く、チューニングも許されており、ドライバーだけではなく、メカニック、サプライヤーなどチーム一丸となって戦う。

そして、OKクラスを凌ぐのが、国際格レースであるKZクラス。トランスミッションが搭載され、まさに小型のフォーミュラカーと言っても良い仕様となっている。

名だたるドライバー達もカートから全てが始まった

上位クラスのレース、特に全日本選手権、国際レースで実力を示せば、レースチーム、チューニングメーカーなどの目に止まる機会も多くなり、プロレーシングドライバーとしての道筋が見え始める。

途方もない道筋に思えるかも知れないが、アイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハ、そして現在はARTA総監督を務める鈴木亜久里といった、F1で活躍した名だたるドライバー達も、最初の一歩はレーシングカートだった。

現在活躍中の佐藤蓮、福住仁嶺、野尻智紀らをはじめ、これまでARTAで活躍した多くのドライバー達も、レーシングカートからレースの世界に足を踏み入れている。

プロのレーシングドライバー、ましてやF1と聞くと、遠く手の届かない世界だと思ってしまいがちだ。しかし、例えエベレストを登頂を目指すとしても、まずは家のドアを開けて最初の一歩を踏み出すことから始まる。レーシングドライバーへの第一歩となるのが、レーシングカートなのだ。

まとめ

まさしくレーシングドライバーの登竜門と言えるカートは、他のスポーツに比べて始めるだけなら格段にハードルが低い。

例えば、ゴルフならボールを打てるようになるまで最低限の基礎練習を積まないと、コースには出られない。しかし、カートなら近場のカート場に行き、レンタルカート料金を払えばすぐにコースデビューできるのだ。

本格的にレーシングドライバーを目指す人はもちろん、レースに興味があるだけの人も趣味として楽しめる。是非近場のカート場に足を運んで、名だたるドライバーの第一歩と同じ一歩を踏み出してみて欲しい。

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