SUPERGT LOG #4 – 55号車 | ARTA

2020.11.11

2020.11.11

SUPERGT LOG #4 – 55号車

第7戦は、とてもさみしいニュースからのスタートでした。高木真一選手が前の週のレースで負傷してしまい、今回残念ながら欠場ということをみなさまにお伝えしていました。チャンピオンシップもそうですが、まず居ないことのさみしさと怪我の回復を願う気持ちでいっぱいで現場に入りました。

そして、高木選手の助っ人として走ってくれたのが、ヨーロッパで今季F2を戦っていた松下信治選手です。

鈴木亜久里監督からのオファーを快く引き受けてくださいました。ありがとうございます。日本のレースシーンでもその姿は最近まで見ておりましたが、なんと、ツーリングカーのレースが初めてという、F2で優勝も遂げた松下選手ですが実はそんなレアな状況でした。

スーパーGTに参戦するには、ルーキーテストをクリアしなくてはなりません。もちろん、クリアできないとかそんな事の心配はしていないのですが、大物ルーキー参戦に心躍るレースウィークだったんです。練習走行でルーキーテストは何なくクリアしていますよ。

そして、スーパーGTはドライバー交代があります。フォーミュラのレースでは、自分だけ走りますのでもちろん初体験です。1秒でも失ったらコース上で取り戻すのが大変なピット作業とドライバー交代ですので、搬入日からその練習にも時間をたくさん割きました。土屋圭市エグゼクティブアドバイザーが見守る中、練習。

アドバイスする大湯選手がとても頼もしく見えました。

迎えた予選は、Q1大湯選手、Q2松下選手のオーダー。Q1を突破し松下選手へ繋ぎ12番グリッドを獲得しました。決勝は大湯選手がスタートドライバー、後半を松下選手が担当。チェッカーまで無事にクルマを運んでくれました。初めてとは言え、レギュラードライバーと同じチャンピオンシップを考えた戦略でレースを進められたこと、しっかり9位でポイントを獲得したこと。高木選手不在の中、みんな頑張りましたよ!

今回高木選手は病室で応援してくれたそうです。8号車の福住選手の涙にもらい泣きしたとか。回復傾向の体調により、富士には観に来られるかも?とSNSへ投稿されていました。無理せずにと言いたいところですが、笑顔が見たいので待ってますね!

無事に乗り切った第7戦から3週間後に迫った最終戦富士ラウンドは、ドライバーランキング6位で臨みます。8号車同様、逆転タイトル目指して最後まで頑張りますのでみなさん!応援よろしくお願いします!

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