ARTA 55号車 ダイジェスト
第2戦に続き、今季2回目となったフロントローからのスタート。前回は優勝も狙える手応えがあったが、予想以上にJAF-GT勢の速さが目立ったレースだった。今回も勢力図は変わらないだろうが、一矢を報いたい。
スタートドライバーは高木真一。ポジションをキープしながら半周を過ぎたところで後方でコースアウトする車両があり、序盤からセーフティカーが導入される。車両の回収が終わり、5周目にリスタートが切られた。
順位をキープしながら周回を重ねるが、10周目あたりから徐々にブレーキが厳しくなってきたと高木から無線が入る。トップとの差が徐々に開き始めてしまう。16周目に500クラスの車両のバンパーがコース上に落ちてしまった為、2回目のセーフティカーが導入される。高木はブレーキを冷やしながらリスタートを待った。回収が終わった21周目にリスタートが切られたが、トップの車両がピットインし、トップで高木は周回を重ねる。セーフティカー導入中にクールダウン出来たのか、高木は無線でバランスの良さを伝えてきた。
高木は24周目にルーティンのピットインを行い、大湯都史樹に代わった。ピット作業はミスなく終わり、大湯は14番手でコースに復帰。27周目までに11番手までポジションを回復するが、300クラスの車両がS字コーナーでコースアウトしてしまったため3回目のセーフティカーが導入される。
32周目にリスタートが切られたが、このタイミングでルーティンのピットインを行うチームもあり、大湯は9番手までポジションアップ。更にシケインで1台がコースアウトし、次の1コーナーでもう1台抜き、大湯は順調にポジションを上げていき、トップグループに追いつき3番手で周回を重ねる。
テールトゥノーズの激しいレースを展開していたが、残り3周を切ったデグナーで大湯は前車と接触してしまう。前部を破損してしまい、走行を続ける事が出来ずレースを終えた。表彰台も狙えるポジションでレースを展開していただけに残念な結果になってしまったが、次回につながるレースだった。