新連載 SUPER GT Log #1 | ARTA

2020.9.30

2020.9.30

新連載 SUPER GT Log #1

SUPER GT第4戦ツインリンクもてぎ

SUPER GT第4戦ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)からトピックを紹介しましょう。まずは、人生の節目を迎えた大切なお祝いから。土曜日、予選が終わったARTAのピットには、スタッフのみならずホンダ勢のドライバーたちがあるサプライズの為に集っていました。そのサプライズとは…、鈴木亜久里監督が9月8日にめでたく60歳、還暦をお迎えになりそれを全員で祝う為でした。還暦という言葉が全く似合わない監督。ただその笑顔に刻まれる目尻のしわは、ひょっとするとほんの少し深くなり、人を魅了するチカラも増したかもしれません。

マシンのメンテナンスの手を止め、全員で監督を待っているとほどなくピットに現れ盛大な拍手で迎えられました。60歳という人生の節目をサーキットで迎えられることを監督はいったいどのように感じたでしょう。監督が今でも大好きで乗る機会の多い2輪用の素敵なブルゾン、ブーツなどはARTAにゆかりのある他チームの監督や、ドライバー、サポートドライバー達が監督の好みを考えて贈呈しました。

翌決勝日は、チームをサポートするオートバックスセブンもサーキットを訪れピットを訪問。和気藹々のムードの中、これまでオートバックスセブンと共に歩んだ23年間のモータースポーツに対する取り組みをまとめたメモリアルディスクなどの贈呈がありました。レース直前のつかの間のひととき、きっとまたサーキットでの思い出が増えたかなと思います。

SUPER GTを生中継している中継車

2つ目のトピックです。こちらは、ツインリンクもてぎのパドックに配置されていたSUPER GTを生中継している中継車。日本に5台ほどしかない貴重なクルマだそうです。驚くべきことは、全ての中継を人の目で管理しているということ。モータースポーツの生中継は、数ある生中継の中でも非常に難易度が高いとのこと。このスーパーGTはカテゴリーが2つに分かれ、至るところでバトルが展開という中継する側のスキルもますます必要なコンテンツ。それを目で見て管理するとは驚愕で、スタッフもほぼ変わらぬ体制で臨んでいるそうです。

今回、特別に中を見る機会をいただき訪問させていただきました。我々が参戦するSUPER GTは、毎戦、Jスポーツでライブ中継されています。国内では11台(開催地により台数に変動あり)のカメラと約90名のスタッフの手を経て全国に配信されています。海外での開催の際も各国の精鋭を集め、日本で開催している時と何ら変わることなくライブ中継されています。

海外からの中継は、現地スタッフとのコミュニケーションも重要となる為、事前にある程度の現地の言語も修得し赴くとのこと。いちいち通訳している時間はありませんからね。適度な間合いで重要なシーンをリプレイするなど、スーパーGTの中継のクオリティの高さは、テレビを通して普段から実感していますが、お話を伺いますます尊敬の念を抱きました。われわれも頑張ってその中継でたくさん取り扱っていただけるよう精進したいと思います。

シェア:

Related Article

関連記事