バランスはいいがそれがタイムに結びつかずQ2進出ならず
前回のレースでは予選も決勝も不本意な結果に終わったが、今回は挽回すべく鈴鹿に乗り込んだ。しかし、午前のセッションでは思ったようにパフォーマンスを上げる事が出来ないまま予選を迎える事になった。
今回もQ1はグループ分けされ、#55 ARTA NSX GT3はAグループでの出走となった。Q1のアタッカーは佐藤蓮。佐藤は早めにコースインし、しっかりとタイヤを暖めタイムアタックに入った。佐藤は気合が入り過ぎたのか、スプーンカーブでコースアウトしてしまう。車やタイヤにダメージは無かったようだ。まだ時間が残っていたので、佐藤は再度アタックに入っていった。
ノーミスでタイムアタックを完了したが、Aグループ11番手でQ2進出を逃してしまった。
しかし、午前のセッションではロングランのパフォーマンスが高かったので、明日はポイントを獲得出来るように準備を進めたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「もてぎから苦戦しているね。ちょっとタイヤと路面のマッチングが良くないので、何とか合うように頑張りましたが、予選は上手く行きませんでした。トップとの差は大きいですが、決勝では何が何でもポイントを獲りたいので、明日までにしっかりと準備して挑みますので、応援宜しくお願いします」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「走り出しから車のバランスは良かったです。しかし、タイヤのピークグリップを引き出せなかったので、午前中はグリップを上げられるようなメニューを沢山トライしていきました。良いものもあり、それを予選に盛り込んでいったのですが、全体的なパフォーマンスとしてはQ1を突破出来るレベルに届きませんでした。原因が色々あると思うのですが、次回以降も予選で上位に行けるように見直して行きたいと思います。レースに関してですが、バランスは良いものの、グリップレベルで苦労するところが出てくるかも知れないので、今晩しっかりと分析、検証していきたいです。明日は雨予報でウェットレースになる可能性もありますが、ウェットでの相性の良さは事前のテストで確認出来ているので、ポイント圏内に入れるように準備していきたいです」
高木真一選手のコメント
「午前中の走行はドライコンディションで、パフォーマンスがもてぎと同じ感じでした。車のバランスはとても良かったのですが、タイムが出ない状況が続きました。今回新シリーズのタイヤを持ち込んだので、それがこのコンディションに合わなかった印象を受けました。車自体は非常に乗りやすく、決勝のセットはトップグループと差が無いので、明日の決勝に向けてはジワジワ追い上げて行けると思っています。FCYや戦略で前に進めるように準備をしていきたいです」
佐藤蓮選手のコメント
「前回のレースでは熱中症になってしまい、レース後のコメントが出来ず申し訳ありませんでした。医務室で点滴を射って、数時間後には回復しました。ご心配おかけしました。さて、今朝の公式練習の走り出しはもてぎ同様、パフォーマンスがあまり高くありませんでした。色々とセットの変更を試みましたが、バランスは良いものの、なかなかタイムアップにつながりませんでした。そんな状況で今回の予選はQ1を担当させてもらいました。アタック中にミスもありましたが、それを差し引いてもQ2進出は難しい感触でした。まずは明日の決勝へ向けて、少しでも挽回してポイントを獲得出来るように頑張りたいと思います」
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