ARTA OFFICIAL PHOTOGRAPHER宮田正和が毎レース数あるショットから厳選して選んだ一枚をメッセージとあわせてご覧下さい。
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今シーズンからARTAのメンバーに加わった佐藤蓮。
初戦となる岡山は彼にとってもチームにとってもほろ苦いデビューだった。
その岡山のパドックではピットにいる時間よりも控室にいる時間が多く、
まだ初戦ということもあり、チームにも溶け込めない感じを受けたのだが、
パートナーのベテラン高木真一もその部分に物足りなさを感じていた。
だが第2戦の富士スピードウェイでは明らかな変化を遂げていた。
ピットで過ごす時間が増え、チームスタッフと会話する様子も多く見かけた。
「この距離感がドライバーとメカニックの信頼関係の基本となる」
高木が伝えたかったのは技術だけではなく、
チーム・スポーツとしてのレースへの関わり方だったのだ。
予選で見せた速さはレースでも存在感を示す。
スターティングドライバーとして2スティントを受け持ち、持ち前の冷静さと熱さをうまく調和させ3位入賞。今季初表彰台をチームにもたらした。
ゴール後、マシンから降りると真っ先に観客席に手をあげて声援に応える。その後ろ姿に変化は本物だと確信した。
BODY : CANON EOS 1DX Mk3
LENS : EF400mm/F2.8+EXTENDER 1.4
SP : 1/640 F : 4.0
PHOTOGRAPHER
宮田正和
東京都、浅草生まれ
オリンピック、各種世界選手権、N B Aバスケットボール、ウインブルドンテニス、全英オープンゴルフなどのスポーツを中心に撮影を始める。1987年よりF1グランプリを中心に撮影。A R T A総監督の鈴木亜久里を現役時代から撮り続け、フランス、パリをベースにモナコG P、ル・マン24時間、インディ500の世界3大レースを撮影。
A R T Aチーム創設から今日も撮影を続けている。
光と影を駆使した作品は、まるで一枚の絵画のようでもある。
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