ペース良かったが、突然のタイヤバーストで下位に沈む
ウォームアップ走行はスターティンググリッドと同じ6番手で、車のバランスは良さそうだ。
スタートドライバーは武藤英紀選手。武藤選手はクリーンスタートを切り、1周目は1台抜いて5番手でメインストレートに戻ってくる。武藤選手は速くて安定したラップタイムで周回を重ねて行った。
10周目辺りから徐々に6番手の車が迫ってきて、12周目に抜かれ6番手にポジションを落としてしまう。
タイヤのグリップが徐々に落ちてきたようだ。
15周目に他車がコースアウトしてしまい、FCYが導入される。翌周にリスタートが切られたが、武藤選手は車が思い通りに加速しないと無線で訴えてきた。その後、ひとつポジションを落としてしまい、7番手になってしまう。
22周目あたりからルーティンのピットインが始まり、武藤選手は22周目に6番手に浮上。
26周目にルーティンのピットインで木村偉織選手に代わる。木村選手はアウトラップで1台抜いてくる。34周目には8番手までポジションを回復。40周目には全車のルーティンのピットインが終わり、木村選手は5番手を走行。
47周目に他車がコースアウト、FCYが導入される。50周目にリスタートが切られるが、ここで右リヤタイヤがバーストしタイヤ交換のため、ピットイン。ポイント圏外の18番手までポジションを落としてしまう。最後まで諦めずに走り切ったものの、順位を上げる事は叶わず、18番手でレースを終えた。
土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「前半は難しいコンディションで苦戦しましたが、後半は良いペースだったので上位でフィニッシュ出来ると思っていましたが、なかなか難しいね。みんな一生懸命戦っていただけに悔しいけど、最終戦では今シーズンの不調を吹き飛ばすようなレースをしたいです」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「ウォームアップで確認していた段階では前日と同じフィーリングでバランスは良かったのですが、グリッドについてから路面温度がどんどん上がってしまって、コンディションとタイヤがマッチングせず、ムービングの症状が出てしまいました。武藤さんのスティントではそういう部分で苦労があり、ペースを上げられなかったと思います。後半のスティントについては前半より良くなっていましたが、ポジションがひとつ前の車とバトルしていて、タイヤを労わるように走っていたのですが、バーストしてしまいました。原因が分かっていないので、検証していきたいと思います。不運続きなところもありますが、最終戦はシーズンの締めくくりなので、良い結果を出せるように頑張ります」
武藤英紀選手のコメント
「想像以上に路面温度が高くて、スタート前に想定していたよりも割と早い段階でペース的に厳しくなりました。そこから切り替えて出来るだけ前とのギャップが開かないようにタイヤをマネージメントしながら走っていましたが、木村のスティントになって、何が原因なのか分かりませんが、タイヤがバーストしてしまい、表彰台を狙っていたので、本当に悔しいです。気持ちを切り替えて最終戦で頑張ります」
木村偉織選手のコメント
「武藤さんのスティントではスタート直前にコンディションが変わってしまって、ポジションをキープするのが難しい中、武藤さんは大きく順位を落とさずボクにつないでくれました。ボクのスティントはペースも悪く無くて、上位を狙えそうだったのですが、なぜかタイヤがバーストしてしまいました。ペースが良かっただけに悔しいです。でも気持ちを切り替えて、最終戦こそ結果を出しに行きます」
Related Products
関連商品